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「超」AI整理法 無限にためて瞬時に引き出す(第8章の5)

5.使いやすく安全なパスワード管理

◇頭が痛いパスワード管理
パスワードが増えて、その管理に苦労している人が多いでしょう。同じパスワードの使い回しは危険だというので、サービスごとに別のパスワードを作っていると、とても覚えきれません。忘れてしまうと、そのサービスを使えなくなり、窮地に陥ることがあります。サイトによっては、不審なログインがあったというので、パスワードの変更を何度も求められることもあります。
パスワードをデジタル情報にして保存しておけば、忘れたり紛失したりすることはありませんし、入力するのも簡単です。しかし、データを保存してあるPCやクラウドが攻撃にあって盗まれる危険があるので、この方法をとる場合には、後で述べるような注意が必要です。
私は、これまで紙のノートにパスワードを手書きで書いて管理していました。これは安全な方法ですが、入力には不便と感じるときもあります。
サイトによっては、かなり頻繁にパスワードの変更を求められますが、パスワードを手書きで保存してあると、入力は手作業で行わなければならず、面倒です。PCからの入力であれば何とかなりますが、スマートフォンの仮想キーボードに長いパスワードを入力するのは、かなりの手間です。
これに対処するには、「デジタル情報として残しておいて、そのファイルを外付けHD(ハードディスク)に置き、普段はインターネットから切り離しておく」という方法が考えられます(これは、仮想通貨の秘密鍵の管理法として「コールドウォレット」と呼ばれる方法です)。
実は、私は、この方法も併用していたのですが、入力が必要になったときに、切り離しておいたHDをいちいち接続するのが面倒で、1度も使ったことがありません。しかも、スマートフォンからの入力には使えません。ほんの少しでも面倒だと、実際にはなかなか使えないものなのです。


◇グーグルレンズでパスワード管理が楽になった
グーグルレンズが使えるようになって、つぎのような方法が可能になりました。私はこのうちの(1)を採用しているのですが、(2)や(3)の方法も可能です。

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動画説明は書籍版と別のものです。写真は、書籍版にないものも掲載しています。書籍版への追加は、随時、更新する予定です。

『「超」AI整理法』(KADOKAWA、2019年6月)のnote版です。本文は基本的に書籍版と同一ですが、「超」メモ帳とアイディア製造工…

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