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「超」AI整理法 無限にためて瞬時に引き出す(第8章の1)

第 8 章  AIで事務作業を効率化

1.名刺の整理は難しい

◇急速に陳腐化し50音別も機能しない名刺情報
AIの画像認識機能で印刷された文字を読み取ることが可能になり、またいくらでも写真を撮ることが可能になったため、さまざまな事務作業が容易になりました。まず名刺について見ましょう。
なお、以下で述べることは、グーグルレンズの利用が可能であることを前提にしています。ただし、「情報を写真に撮っておいて、必要になったときに処理する」という方法は、スマートフォンさえあれば実行できることです。
『「超」整理法』において、私は、「名刺に書かれている情報は急速に陳腐化するため、古い名刺は役に立たないのである。なぜ、陳腐化するか。それは、所属や肩書が変わるからである」と指摘しました。
名刺情報についての第2の困難は、50音順の名簿を作っても、「名前が分からない人は検索できない」ということです。
そもそも名簿が必要なのは、名前が分からなくなった人を検索したい場合が多いからです。「どこの会社の人だったかは覚えているが、あるいは顔は覚えているのだが、氏名は忘れた」という場合が多いのです。こうした場合には、50音の名簿を作っても、まったく役に立ちません。
勤務先別分類を行っても、分類に伴うさまざまな問題が生じます。
結局のところ、『「超」整理法』では、つぎのように結論しました。

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動画説明は書籍版と別のものです。写真は、書籍版にないものも掲載しています。書籍版への追加は、随時、更新する予定です。

『「超」AI整理法』(KADOKAWA、2019年6月)のnote版です。本文は基本的に書籍版と同一ですが、「超」メモ帳とアイディア製造工…

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