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経済最前線

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日本経済最前線、世界経済最前線、AI(人工知能)、ブロックチェーン、仮想通貨、フィンテック
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2018年12月の記事一覧

グーグルレンズは、アンドロイド端末やiPhoneでも使える

グーグルレンズの使い方は、ごく簡単です。Pixel 3以外のアンドロイド端末やiPhoneでも、簡単な設定で、すぐに使い始めることができます。 1.Pixel 3の場合 ・写真の画面の一番右「その他」を選びます。 ・「レンズ」のマークを選ぶと、多数の輝点が現れ、写真の認識を始めます。 ・画像を認識した場合は、青色やオレンジ色の○印が示されます。タップすると検索結果を表示します。 ・テキストを認識させたい場合には、画面の輝点をタップすると、画面の一部が白く反転します。テキ

頭が痛いPDFの変換(Google Pixelを使う:その4)

書籍の執筆を行なっていると、PDFを扱う場合が多い。これをテキストに変換したいという場合がしばしばある。 例えば、私はnoteで新刊書籍の「立ち読みサービス」を行なっているが、そのためには、書籍のテキストが必要だ。 元々の原稿はもちろんテキストで持っている。しかし、校正の過程で直しが入る。このため、最終稿は出版社のPDFでしか存在しない。 ところが、これをテキストに直すのが、簡単な作業ではないのである。 Google Pixel3は、これに対する解決策を提供してくれるだろうか

テキスト化できれば、何でもできる(Google Pixelを使う:その3)

 Google Pixel3で紙の書籍をテキスト化できる。その実力はどの程度だろうか?  拙著『「超」勉強法』の冒頭の部分についてテストしてみた。  本のページを開いてPixel3で撮影する 。本が多少傾いても、光の具合が悪くても、問題はない。撮影した画像のうち、選択した範囲(下の画面で青丸で囲まれた部分)について、テキストに直してくれる。  この間、数秒しかかからない。スキャナーでスキャンするよりずっと早い。  1ページ全体についての結果は、つぎのとおりだ。 Pixe

外国語の本も簡単に読める(Google Pixelを使う:その2)

 Google Pixel 3は、書籍の文字をテキストに変換してくれる。  これを知ったとき、私は驚嘆した。  なぜなら、これこそ私が連日格闘していることに対する解答だからだ。  これを、これまで20人近い出版社の人に話してみた。誰もが驚嘆した。驚嘆しなかった人はいない。  多くの人が、「えっ本当ですか!信じられない!」と言った。なぜなら、その人たちも私と同じように格闘していたからだ。  これによって何ができるか?  まず検索が実に簡単にできる。本に書いてある言葉の意味を

驚愕。「眼のある百科事典」が出現

 公園を歩いていたら見慣れない花を見た。この花は何という名前だろう?  写真を撮れば名前を教えてくれるスマートフォンがあれば、どんなに便利だろう。しかし、そのようなスマートフォンは存在しない。  花の名前は物識りに聞くしかない。AI(人工知能)が発達したけれども、まだ人間の物識りには及ばない。  『究極の文章法』(講談社、2016年)という本で、私はこのように書いた。  しかし、そのようなスマートフォンがついに現れた。GoogleのPixel 3で写真を撮ると、それが何であ

工学部の教育で叩き込まれたこと:誤差、理論と結果

工学部の教育で叩き込まれたことが2つある。  第一は、誤差と言う概念だ。  計算尺で計算していれば、桁を揃えなければならないことは、自然に覚える。計算尺では3桁程度しか扱えないので、5桁も6桁もあるデータがあっても意味がない。  大蔵省に入った時、法学部出身の人たちがこの概念をもっていないことに驚いた。法律では、現実には起こりえないことであっても(つまり確率が非常に低いことでも)、多大の関心をもって議論する. それもやむを得ない。 予算書がどこか1つの数字が間違っていれば国会

データ資本主義

1.データキャピタリズム?資金力でも権力でもなく、データ <利益構造の変化>  ・ハードウェアの生産によって得られる利益の比率が低下し、ソフトウェアによる利益が増大する(こうなったのは、新興国工業化のためでもある)。  ・アップルは水平分業とスマイルカーブの利用で利益を増大させた。  ・これから生じる顕著な例は自動車の自動運転による変化。 <資本が必要ない>  ・これまでの経済活動の基本的要素は、生産設備、独占力、技術力だった。いずれも資本力を必要とする。 ・いまデータ

エクセル「超」活用法(2):グラフの体裁を整える

1.体裁を整える(その1:横軸)   自分でデータを観察するだけならグラフの体裁に気を使う必要はあまりないのだが、 書籍にしたり、プレゼンテーションで用いたりする場合には、体裁を整える必要がある。  まず最初に横軸に目盛りを入れる。  このため、 つぎの操作を行う。 (1) グラフのどこかにカーソルを合わせ、右クリックする。 (2) つぎのような対話ウインドウ(A)が現れるので、その中の「データの選択」を選ぶ。 (3) すると、 つぎのようなウインドウ

エクセル「超」活用法(1):経済データをグラフにして観察する

 データの分析は、昔は大変な作業だった。しかし、いまでは、エクセルで簡単にできる。  原稿を書いたり、プレゼンテーションをしたりするとき、データをエクセルで分析して示すと、説得力が増す。  以下では、エクセルをどのように使えばよいかを解説することとしよう。  単なる使用法の説明ではなく、いくつかのノウハウを紹介することとしたい。これは、私が長年の作業を通じて、苦労しながら蓄積してきたものだ。  その中には、ほんの「ティップス(tips)」にしか過ぎないものもある(例えば、下

ショートカット

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