見出し画像

精神的DVから脱却するまでに読んだ本

精神的DVに気付き、脱却するまでに読んだ本や漫画のリストです。

読んだ中でも特に考え方や価値観を広げてくれ、精神的な支配からの脱却に役立ったものを厳選してまとめました。
どなたかのお役に立てば幸いです。

※ここでは、モラハラなどの精神的DVをメインにした参考書籍をご紹介しています。
暴力などの物理的DVがある場合は、これらの本を読むのではなく、とにかく身を守ることを最優先にしていただければと思います。

マンガでわかる あなたを傷つけるあの人からの攻撃がなくなる本(漫画+文章)

離婚しないモラハラ対策カウンセラーとして有名なJoeさん作の漫画&文章の本です。
典型的なモラハラ夫と妻が出てきて、妻目線で離婚せずにモラハラを回避するテクニックが具体的に書かれています。作中の「愛より平和」という言葉はとても深いと感じていて、今も心に刻んでブレないようにしています。

99%離婚 モラハラ夫は変わるのか(漫画)

モラハラ・DV加害者更生プログラム「GADHA(ガドハ)」を運営している中川 瑛さんが原作の、モラハラ夫目線で描かれた漫画です。モラハラする側の思考を理解するのに役立ち、「あれ? パートナーと言ってることが似てるぞ…?」と気付くキッカケを与えてくれました。
また、モラハラは絶対に治らないという固定概念を否定しつつも、加害者更生プログラムの困難さの現実も教えてくれる一冊です。漫画としてもテンポが良く、非常に面白い作品です。

心の境界線 穏やかな自己主張で自分らしく生きるトレーニング: 心の平穏と、充実した人生を送るためのコミュニケーションメソッド(書籍)

DVやモラハラの被害にあったり、なかなか離れられない人はその人本人にも課題があり、特に「心の境界線」の引き方が弱いとも言われます。
この本では様々なトラブルや問題を抱える相手との自分らしいコミュニケーションの取り方や、適切な境界線の引き方を、具体的な発言や態度にまで落とし込んで、事例とともに紹介しています。 また、「超えてほしくない境界線は絶対にズラさない」「境界線は1本ではなく2本ある」という概念が、今までに自分にはない考えだったので、とても参考になりました。

DV・モラハラ加害者たちの体験談 〜加害更生プログラムで自分と向き合う〜(書籍) 

DV加害者更生プログラム「たんとすまいる」の当事者達の体験談をまとめた一冊です。
DV被害者は更生プログラムに望みを持つ人も多いと思います(私もその一人です)。
この本を読むと、DV・モラハラ加害者の考え方や、更生の難易度の高さなど、現実を知ることができます。 
加害者更生プログラムを受けた人達の体験談をまとめた本は国内ではおそらくこの一冊のみです。
自分の体験とほぼ同じ事例・発言が掲載されていて愕然としました。
長年の価値観・考え方・衝動的な脳の回路などはそう簡単には変わらない、と知ることができました。ただ、希望はゼロではないということも教えてくれる貴重な一冊です。
この本を読んでなかったら、別居後もほとぼりが覚めたら戻っていたと思います。

蛇足

精神的DVによる被害はトラウマとつながっていることも多く、それに関する参考書籍も現状を理解するのに役立ちました。

身体はトラウマを記録する――脳・心・体のつながりと回復のための手法(書籍)

こちらはトラウマ研究の第一人者、ベッセル・ヴァン・デア・コークが書いたトラウマ治療に関する書籍です。専門書なのでかなりボリュームはありますが、具体的な治療方法などがわかりやすく解説されており、読みやすい一冊です。
カウンセリングというと話をするイメージですが、トラウマ治療では話よりも様々な技法を用いて記憶を統合していくので、読み物としても興味深く面白かったです。

発達性トラウマ「生きづらさ」の正体(書籍)

複雑性PTSDを題材とし、それによる生きづらさについて考察した一冊です。 通常のPTSDには当てはまらないが、何故かフラッシュバックが度々起きたり、不安感が強くなる、生きづらい、などで悩んでいる方は参考になると思います。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございます。
皆様の未来が平和で穏やかでありますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?