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自分の無力さを想う時※09※

いのちの終わりは、明日かもしれない。そう想うことは、きっと誰にでもあるのかもしれない。無力さもおなじ。無力なんてこと、ないはずなのに皆そんな瞬間があると、想う。

職業柄そう感じる瞬間が、多いのかもしれない。

寝たきりの患者さんを目の前に、私に出来ることは限られている。朝、顔が洗えない患者さんの顔をおしぼりで拭くこと、それくらい。

先日、

寝たきりの患者さんのお顔を拭く時、目からほろりと一粒の涙が溢れた。私はそれを拭うことしか出来なかったんだ。

その涙を観た時、私は無力さを感じたんだ。

言葉が話せたら、この患者さんは何を話したいんだろう?何を伝えたいんだろう?そう、想像する事しか私には出来ない。

私は日々、

*歩ける *食べれる *笑える *話せる 

それは当たり前のような日々だけど、当たり前なんかじゃないんだ。私は幸せなんだと、思い知らされる。

自分がもしおなじように寝たきりになったら、突然病気で今まで出来てた事が出来なくなったら、きっと明るい未来なんて信じられなくなるかもしれない。

明日、人生の終わりを迎えるかもしれない。

そう思うと、

今日とゆう1日を精一杯生きようと思えるはず。

私もあなたも、今を生きている。

幸せと想えない今でも、ほんの少しだけ

寝てるだけでも精一杯生きている人もいるとゆう事を、片隅で知ってくれたらと‥想う。

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