「学ぶ」ってどういうことだろうか

私は昔から、大の負けず嫌いだった。

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テストで点数が8割以上取れなかった時、密かに家で泣いていたこともあった。それは、自分や他人に負けたくないからでもあり、不得意を作りたくないからでもあった。元々何かを習得することが好きで、新しい事柄を覚えることにもやりがいを感じる性格であった。

そんな私を周囲は応援してくれたし、学び続けたいとも思っていた。

しかし、満帆に思えてた学生時代はそれから徐々に上手くいかなくなっていった。


暗黒の高校時代

中学で私は精一杯やったつもりだったが、3年生最後の三者面談で、

「・・・ちょっと、ここは厳しいかもしれないね」

と言って、担任の先生に「志望校」を渋られた日のことは今でも忘れられない。先生によると、現在の試験の点数は申し分ないが、それまでの内申と合わせると微妙かもしれないということだったのである。その時私は全く腑に落ちなかったのであるが、誰しも安全圏を狙った方が良いと言われ、あまり納得の行かないまま私は偏差値を一つ下げた志望校に受験することになった。
(続く)

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