きさき.
文字書きと、海と、星と、その他。
散々だなぁって思った事もあったけど、たまに思い出して手にとっては眺めて、『綺麗だなぁ』って言える位に‘宝物’と呼べるような恋をしたい。
私は人生で一度だけ、他人(ひと)を泣かせたことがある。 それは私が中学一年生の頃だった。 授業と授業の間の休憩中、私は窓にもたれ掛かって友達とお喋りしていた。すると、当時私の好きだった人とその友達が近づいてきて、 「ね、きさきさんってどこら辺に住んどるん?」 と突然話しかけてきたのだ。 唐突な質問に私は何それ、と笑うことしかできなかったが、その時教室の前方で顔を覆っているクラスメイトを発見した。 彼女は確かに泣いていた。私は驚いて、その姿を視線の端に留めておくだけに
恋は、客観視してる段階ではまだ“本番”じゃない。
どれだけ地面が陥没しようと、液状化しようと、私はこの街が好きだ。
左利きの、君の思考は掴めない。
彼女の目は水を含んでいた。それが何を意味するのかを、私は預かり知らずにいた。
ごめん、全然貴方のこと忘れたくない。
後悔先に立たず、過去の恋愛先に立たず。
私、ちゃんとメイクも覚えて、癖っ毛の髪も真っ直ぐにしたよ。自分史上最高な私なのに、なんで君に会えないんだろ。
思い出の場所は「立入禁止」になり、君が働いていた喫茶店は潰れてしまった。もう、私の記憶の中と、‘あの曲の中’にしか君はいない。
私が『姫カット』にしてから半年が経った。 姫カットにした理由は、何か新しい自分にリニューアルしたかったからだ。 二月にいつもの美容院に行き、「この髪型にしてほしい」と伝えた所、「きさきさん、姫カット絶対似合うよ!」と太鼓判を押された。 サイドの髪を切られる時はかなりドキドキしたが、終わった時「あぁ、やって良かった・・・」と思った。 心なしか、顔がちっちゃく見える。丸顔がコンプレックスの私は、ずっとそれが悩みだった。姫カットはそれを解消してくれた。 久々に福井の友人と
狭い部屋に小さな明かりを灯しながら、今日はまだ起きていようか、それともこのまま寝てしまおうかと考えながら天井を見上げる。
おもいを文字にすることはいとも簡単なのに、何故貴方の前だと黙ってしまうんだろうね。
君が何かを思い出す理由が、全部僕だったらいいのに。
浅い場所で呼吸をして。