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「バニラ 審判の園」 プレイ感想


2018年にサークル「CHARON」から出されたノベルゲーム、「バニラ 審判の園」がsteamで割引されていたので購入しました。
プレイ時間はボイスを全て聞き、分岐を全て辿って約4時間、ストーリーは概ね一本道でした。
以下はその内容と感想を書いていこうと思います。(体験版の部分だけ!)

まず最初に思ったことは、世界観が美しいなということでした。
記憶をなくした主人公は、何かから逃れるようにして走っていた。ふと視界が開けたかと思うと花が咲き乱れた花畑が広がっていて、そこでバニラという少女に出会う。彼女に連れられた先には館が。そこで主人公は優しく迎え入られる。
ミステリアスな雰囲気のバニラ、快活なシーマ、ツンデレっぽさが漂うリリス、お淑やかなソヨ。嫌な人間が一人もいなく、まるで楽園、いつまでもそこにいたいと思わせるような世界が広がっていた。
この暖かい世界を彩るのはRyo Lion氏のBGM。牧歌的なサウンドと相まって、この楽園がとても魅力的だと思わされました。(もちろん場面場面によって、危機的だったり冷厳なBGMもある)
このような美しい世界に主人公がどう関わり、世界はどのようにその姿を変えていくのか。そしてどのような結末を迎えるのか。それが気になって、かじりつくようにしてプレイしていました。最期は結構涙腺に来ましたね…是非皆さんに共有したい。

さて、冒頭にストーリーが概ね一本道だと言いましたが、選択肢の数は中々に多いです。しかし、それらの殆どが物語に影響しないフレーバーのようなものであって、大切なものは一目で分かるようになっているので問題はありません。
ストーリーは1つのTrue End、3つのBad Endで構成されています。全てのEndを回収することで全てのスチルが埋まるようになっています。Bad Endだからといって残虐なスチルが待ち受けているわけでもなく、これを見ることでさらにヒロイン達に思い入れが深くなるというものです。ここぞという場面ではセーブを取り、全てのEndを見ることをお勧めします。そこまで時間も食わないしね。

拙い文章でしたが、「バニラ 審判の園」の感想を書かせてもらいました。

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