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前大臣の意地!自民奪還できるか? 東京5区#25 【選挙解説】


①東京5区のエリア

  • 世田谷区の一部

    • 池尻・太子堂・若林・上町・下馬・上馬・代沢・奥沢・九品仏・等々力・上野毛・用賀・二子玉川・深沢の各まちづくりセンター管内

ただし今までと違うのは目黒区が26区に移行し、実質上世田谷区代表の代議士を決める戦いです。

②前万博大臣、議席奪還できるか?

東京5区は前万博大臣の若宮 健嗣(62)氏の地盤でした。
当選5回でこれまで外務副大臣や防衛副大臣を歴任し、万博大臣では空飛ぶ車などを推進していたと感じる大臣でした。
しかし2021年の衆院選で立憲の手塚氏が奪還しました。手塚 仁雄(56)氏
手塚氏は野田政権で総理補佐官(政治主導による政策運営及び国会対策担当)を担当していました。そして2012年の自民党政権奪還から2017年まで約5年間、国政を離れ浪人し2017年は比例復活、2021年は議席を奪還し見事復活するといったシンデレラストーリーです。ただし今回の10増10減に伴い、さらに手塚氏に試練が訪れます。
元々、手塚氏は目黒区選出の都議会議員でそこから東京5区の代議士になりましたが、なんと目黒区が26区に移され、長年慣れてきた場を失ってしまったんです。
当然、手塚氏も26区を考えていたかと思いますが、そこは前立憲の衆院議員の松原氏が出馬することになり、従来通り5区を戦うことになったのです。
ある意味、すごい戦いですね!笑

③候補者紹介(予想される顔ぶれ)

ここで候補者を紹介いたします。
なお選挙制度において公平性を記すために現職・新人・名前と年齢、所属政党を記します。


立憲【現職】手塚 仁雄候補(56歳)[5期]
自民【現職】若宮 健嗣候補(62歳)[5期]
維新【新人】稲葉 太郎候補(39歳)
参政【新人】有馬 美咲候補(32歳)

④若宮氏優勢・・・? それとも何が起こる

まず選挙区の情勢予想に必要な世田谷区議会の状況を見てみましょう。
【世田谷区議会議員】
自民:自由民主党世田谷区議団 14名
立憲:立憲民主党・れいわ新選組世田谷区議団 8名
このような形ですね。
第1党は自民ですが、公明の8名を以ても過半数には至りません。
続いて都議会です。
【世田谷区選出都議会議員】
自民:3名
立憲:2名
そして公明と共産がそれぞれ1名ずつの形ですね。
最後に首長選挙です。
【世田谷区長選挙】
保坂展人 (67)現職 
186,553票 
内藤勇耶
 (29)新人 147,361票 自由民主党・日本維新の会推薦

このように見ると自民党は第一党として区議会や都議会で君臨していますが、非自民票は自民票を上回る規模も窺えます。
しかしながら選挙はどうなるかわかりません。維新の会は急速な党勢拡大と参政党は全国で候補者を大幅に増やしています。
そして自民と公明の選挙協力は再開されましたが、まだどうなるかは分かりません。
だからこそ注目の選挙区です。

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