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私の町長は28歳、なぜ起きた? 鳩山町で起きた選挙の軌跡


埼玉県鳩山町長で28歳の若き政治家が誕生

埼玉県鳩山町長選で、28歳の小川知也氏が初当選したことは、
日本全国で話題となっています。

若き町長の誕生です!

7月7日に投開票されたこの選挙で、
小川氏は現職を含む3人の候補を破り、
町長の座を勝ち取りました。

保守が強い地盤の中で
現職を破ることは
どれだけ凄いことか?

まさしく快挙です!

28歳の町長というのは現職としては全国最年少であり、
町民からはその若さと行動力に期待する声が多く上がっています。

この選挙結果は、若い世代の政治参加を促進する象徴的な出来事として、
多くの注目を集めています。

7日に投開票された埼玉県鳩山町長選で、元衆院議員秘書の小川知也氏(28)が現職ら3氏を破り、初当選した。28歳は現役の町村長としては全国で最年少。町民からは行動力に期待する声が上がった。

出典:読売新聞 2024/07/09 埼玉県鳩山新町長 全国最年少・小川氏が初当選 「日本一幸せ感じる町に」

小川知也氏の経歴と背景

小川知也氏は1996年4月生まれ。

2019年に早稲田大学スポーツ科学部を卒業後、
株式会社オリエンタルランドで働き、
その後、衆議院議員の秘書を務めていました。

オリエンタルランドはディズニーの会社ですね!

オリエンタルランドからも長を輩出
できたことはとても凄いことであり、
誇らしいものであると感じます。

小川氏が政治家を志したのは高校生の頃からで、
地元の政治家や父親の影響(町議会議員の議長)
を受けたといいます。

特に、地元の坂戸市の石川清市長との出会いが大きな影響を与えました。

石川市長は小川氏に対して、
首長としてのやりがいを伝え続けてきました。

その経験が、小川氏の政治家としての道を切り開く一助となったのです。

逆風を跳ね除け当選へ

選挙戦の勝因

小川氏が選挙戦で掲げた公約は、
介護保険負担の軽減
幼稚園・保育園の給食費無償化など、
町民の生活に直結するものばかりでした。

特に鳩山町の介護保険料改定に関する記事で
以下のようなものを発見いたしました。

埼玉県鳩山町では、およそ2人に1人が高齢者と高い高齢化率ながら、介護保険料は月4300円と低く抑えられています。
町は、急激な高齢化を見据えて15年以上、住民の健康作りに取り組んできました。

出典:NHK介護保険料改定 2024年5月14日 自治体間で約6000円の差も あなたの住む街は?

選挙期間中には35回もの対話集会を開催し、
町民と直接対話を重ねたことが勝因とされています。

まさにドブ板選挙です。

またSNSでの積極的な発信も功を奏し、
若い世代からの支持を集めました。

町内の自営業男性:「町についても積極的に発信してほしい」
パート女性:「街頭演説は説得力があった。空き家の有効活用などの公約を実現させてほしい」

以下、上記の読売新聞のオンラインの記事の一部抜粋です。

SNSでの発信にも積極的で注目を集めた。町内の自営業男性(53)は「町についても積極的に発信してほしい」と期待。パート女性(75)は「街頭演説は説得力があった。空き家の有効活用などの公約を実現させてほしい」と話す。

出典:読売新聞 2024/07/09 埼玉県鳩山新町長 全国最年少・小川氏が初当選 「日本一幸せ感じる町に」

7日投開票の埼玉県鳩山町長選で現職らを破り初当選を果たした無所属新人の小川知也氏(28)。全国町村会によると、全国最年少の町長になる。小川氏は自身の特徴を「行動力と傾聴力」と強調する。出馬表明後は町民から「若すぎる」との批判もあったが、対話集会を重ね町民を納得させてきた。当選で「町民に期待されていることを実感した」と話し、「期待に応えないといけない」と町政運営に向けて気合を入れている。

出典:産経新聞 2024/7/9 「若すぎる」批判も対話集会35回でカバー 全国最年少28歳の埼玉・鳩山町、小川知也新町長

若き青年町長は鳩山町をどのような町に変化させるのか?
そして町民にとってはどのようなメリットを与えられるかが
問われることでしょう。

非選挙権の引き下げも課題

本当の課題は若き町長の誕生を進めるためにも
非選挙権の年齢を引き下げることも
考えられる
のではないでしょうか?

現在の非選挙権は多くでは25歳、
知事や参議院議員は30歳です。

若い政治家が生まれない要因として
非選挙権の引き下げは
選択肢として作るべきではないでしょうか?

公職選挙法が被選挙権に年齢制限を設けているのは違憲として、4月の船橋市議選に立候補を届け出たが、受理されなかった市川市の中村涼香さん(23)らが国を相手取り、立候補できる地位の確認などを求めた訴訟の第2回口頭弁論が25日、東京地裁であった。

 国側は準備書面で、地方自治体の選挙を管理する立場にないとする一方、「その点は積極的に争わない」とした。

出典:朝日新聞デジタル 2023年12月25日 被選挙権年齢引き下げ訴訟第2回弁論 国「年齢制限は裁量の範囲内」

すでに非選挙権の年齢の引き下げに動かれている
若者も大勢います。

今の政治家で平成生まれは指の数にも満たない。

20代は一人もいない現状です。

もちろん立候補はされていましたが、
結局は当選とはならず、
強い地盤力を持つ現職に敗れるなど、
非選挙権の引き下げとお金のかからない政治運営の
両点は求められるべきではないか?

・非選挙権の年齢を衆議院は25歳から21歳に
・非選挙権の年齢を参議院は30歳から25歳に
・供託金の見直しなど

この点ができるかが問われると
今回の町長選を見て感じました。


まとめ

全国最年少の町長として、
若さと行動力を武器に鳩山町をリードする小川知也氏。

鳩山町の挑戦と成功は、
多くの若者に勇気と希望を与えています。

今後の町政運営において、どのような変革をもたらすのか、
その手腕が注目されるところです。

失われた政治への信頼を取り戻すため、
いかなるフェーズの方でも
政治に参画できる社会を望む。

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