蓮舫、都知事選出馬へ 目黒区で起きた立憲の追い風は東京全体なのか?
苦渋の決断、立憲都連は蓮舫を選択
今回、蓮舫議員が都知事選に立候補することになりました。
蓮舫議員は民主党政権で閣僚を務め、現在は参院の東京選挙区で
4期務めています。
なおそのうち3期はトップ当選であり、
青山学院大学卒業、元アナウンサーの
女性議員と言ったら蓮舫議員です。
ちなみに野田元総理が島根1区の応援演説で蓮舫議員と共に
島根入りした際は、「最も岸田さんに嫌われている人」
という紹介のほど、刃物以上に切れ味抜群の質問力が
あるのも蓮舫議員の魅力です。
自民党にとっては怖いですが、、、
都知事選と立憲都連
立憲都連が苦渋の末に選んだ3候補は以前の
Noteでお伝えしましたが、
結局は元アナウンサーで知名度が抜群かつ
野党支持層の多くを獲得できる蓮舫議員が選ばれました。
都連の手塚幹事長の心労をお察ししますが、
果たして選挙戦で勝てるかは分かりません。
現在、蓮舫議員を支援するのは
立憲・社民・共産でしょう。
社民は可能性高いと思います。れいわは
立憲の都連の交渉力次第かと思いますが、
すでに東京8区での説得経験や、
元民主党議員でれいわ所属の櫛渕議員、
といった候補者調整できるパイプもあることから、
そこは問題ないかと思います。
一方で連合は自主支援が濃厚です。
理由は単純で共産党の支援を受ける候補に関しては
連合は基本的に推薦や支持を出さないこと。
加えて国民民主党が東京15区でファーストの会の副代表を務めている
乙武氏を共に支えたため、
連合の支持する2つの政党が分散する中で、
どちらかを支持することはないかといえます。
【各党の動き(予想)】
自民→小池知事を支援
公明→小池知事に推薦
立憲→蓮舫議員を支援
共産→蓮舫議員を支援
国民→小池知事を支援
維新→独自候補擁立の可能性大
教育→維新候補の相乗りの可能性大
れいわ→山本太郎は出馬しない可能性大(リスク高)・蓮舫支援は不明
簡単にいえばこんな感じです。
2022年参議院選で衰えも? 100万票からいくら上積みできるか?
では都知事選の蓮舫議員が獲得できる票数を予想したいと思います。
まず2022年の参議院選挙で共産とれいわ、立憲、社民の候補者が
獲得した得票数を計算してみましょう。
【2022年参議院東京選挙区】
山添 拓(共産):685,224
蓮舫(立憲):670,339
山本 太郎(れいわ):565,925
松尾 明弘(立憲):372,064
服部 良一(社民):59,365
この5名の票を足し算すると、235万票になりますが、
残念ながら前者2名の山添議員と山本議員は
本人によるブランドが大きいとみられ、
実際は120-180万票近くかなと思います。
そこから都知事選の投票日までに
どれだけ立憲がネットワークを
構築し、蓮舫候補が小池都知事と渡り合えるかでしょう。
目黒区長選挙と都議会補選
目黒区の都議会補選では
都民が推した自民候補が敗れ、
立憲民主党候補と無所属候補の2名が当選しました。
目黒区長選挙
無所属 青木 英二(現職):25,439 当選
無所属 伊藤 ゆう(新人):20,369 都民系
無所属 西崎 つばさ(新人):19,132 立憲系
無所属 河野 陽子(新人):12,149 自民系
無所属 たきした 隆行(新人):3,953
都議会目黒選挙区補選
立民 西崎翔(元職):1万9526票。 当選
無所属 青木英太(新人): 1万3538票。 当選
自民 井澤京子、(新人);1万1039票。
共産 宮本栄(新人):7730票。
無所属 須藤健太郎、新人:2947票。
ただし立憲の候補に関しては
目黒区長選挙で19,000票台で落選されるなど、
その成績のまま補選に望まれたことが大きいこと。
しかし肝心なのは自民の方は都民ファーストが推したにも
関わらず、票数が上積みされなかったことで、
立憲にとっては追い風とみられる要因を作ったことも
与党として大きな責任でしょう。
果たして目黒区の結果がそのまま立憲の追い風となり、
蓮舫都知事が誕生するか?
それとも与党支持のもとで小池都政3期目が始まるか?
いよいよ都知事選の幕が上がる!
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