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兵庫3区 わずか9,000票差、維新ベテランが挑む自民現職との攻防戦 #84【選挙解説】


①兵庫3区のエリア

  • 神戸市

    • 須磨区

    • 垂水区

②無党派層が多いエリアだが、旧民主の崩壊で自民の地盤に

兵庫3区は民主党政権が失墜する前は自民党と民主党が交互に入れ替わるように、五分五分の選挙区でした。しかし民主党政権が終わり、再び自民党が政権を握ると以降は自民党候補者が4回連続で勝利しています。
兵庫3区の現職は当選5回の関 芳弘氏です。関氏は安倍派所属の衆議院議員で銀行員を務め後に、2005年に出馬し初当選。しかし民主党が政権交代をした際には関氏は破れてしまいます。その後、2012年に関氏が国政復帰をかけ出馬し見事当選し、以後は4期に渡って当選しています。
また関氏は国会議員として党の副幹事長や経産副大臣、環境副大臣を務め上げました。
今回の選挙では維新の躍進により、自民vs維新という構図になりそうですが、果たして兵庫3区で議席を守り切れるかが問われる選挙戦ですね。

③候補者紹介(予想される顔ぶれ)

ここで候補者を紹介いたします。なお選挙制度において公平性を記すために現職・新人・名前と年齢、所属政党を記します。
自民【現職】関 芳弘候補(58歳)[5期]
維新【現職】和田 有一朗候補(59歳)
共産【新人】加藤健二候補(63歳)

④地方議員を7期務めた猛者、維新の躍進を支え当選か?

今回の選挙戦での注目はやはり維新の和田 有一朗氏でしょう。和田氏は当選1回の衆議院議員ですが、既に神戸市会議員を2期、兵庫県議会議員を5期務めあげ、関氏にとっても強敵と言える存在です。
さらに今回出馬する予定だった国民民主党の候補も一身上の事情で辞退したことから、同じく野党であり保守色のある維新の会には有利になった選挙区です。
ただ国民民主や立憲がこの選挙区でまだ刺客を送り込む可能性があるため、正確には分かりません。
和田氏は前回の選挙では自民党の現職をわずか9,000票差まで追い詰めた一方で、
今回の選挙では内閣支持率の低迷というチャンスがあるとしても、2025年の万博問題の最中で解散が行われる可能性が高いため、最後までどうなるかは不透明な状況です。
果たして今回の選挙では誰が勝つか?注目です。

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