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北海道10区 公明現職vs維新の会 自民党票の行方 #4【選挙解説】



①北海道10区のエリア

夕張市、岩見沢市、留萌市、美唄市、芦別市、赤平市、三笠市、滝川市、砂川市、歌志内市、深川市、北海道空知総合振興局管内、北海道留萌振興局管内

②当選5回の公明現職の地盤

北海道10区は当選5回の稲津久衆議院議員の選挙区です。稲津議員は元厚生労働副大臣で公明党の幹事長代理をやられた方ですね。前回は立憲候補との一騎打ちでしたが、今回は立憲・維新候補との戦いにもなるので要注目の選挙区です。

③候補者紹介(予想される顔ぶれ)

ここで候補者を紹介いたします。
なお選挙制度において公平性を記すために現職・新人・名前と年齢、所属政党を記します。

公明【現職】 稲津久候補(65歳)
立憲【現職】 神谷 裕候補(55歳)
維新の会【新人】?候補
今の所確認できたのはこのお三方ですが、今後も増える可能性もありますので十分動向を注視して参ります。

④維新の会は野党?与党?

今回、稲津議員の相手は神谷議員だけでなく維新の会が鍵を握るでしょう。
現状、当選5回の稲津議員の方が優勢の見方が多いですが、実際はどうなるかわかりません。
特に当選2回の神谷議員は小選挙区では落選のものの第48回の衆議院総選挙ではわずか約500票差に迫る接戦であったため、神谷議員が当選する可能性も十分あります。
維新の会に関しては自民党が保守票離れするのと、東京都での自公の選挙協力が白紙化されたことを機に、維新の会が自民票と野党票を奪えば勢いとともに当選する可能性も十分あるでしょう。

⑤北海道内での自公関係が鍵

公明党は強い組織力、ネットワークがあることで知られていますが、それだけでなく自民党との選挙協力があることで無党派層や自民党員票(約110万人超)の支持が得られます。
東京で起きた亀裂を残りの46道府県に与えず、無党派層と自民票をものにできるかが稲津議員の勝利条件であると考えています。
北海道10区の有権者の判断に注目です。

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