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千葉10区 意外な結末!? 二階元幹事長の大側近、議席を守り切れるのか!?#48【選挙解説】2


①千葉10区のエリア

  • 銚子市

  • 成田市

  • 旭市

  • 匝瑳市

  • 香取市

  • 香取郡

②二階氏側近、追い詰められるも秘策を発揮?

千葉10区は他の千葉選挙区に比べ、10区や11区、12区は非常に土地が広く運動量が求められるエリアです。
そして千葉10区の代議士は林幹雄衆議院議員で現在は党の経理局長を務めています。
林氏は千葉県議を3期務め国政入りし、同じく和歌山県議出身の二階元幹事長の側近としても知られ、これまで当選10回のうち国家公安委員長、経産大臣、幹事長代理、選挙対策委員長代行といった要職を務めました。
前回選挙では立憲候補とわずか約3,000票差で迫られるも見事に当選を勝ち取り、今回もまた比例復活できない正念場ですので注目です。
対するは2009年に旧民主党で初当選を勝ち取り、そこから約10年経ち再び国政の切符を勝ち取り、前回の総選挙では大物代議士を約3,000票差で詰めた谷田川 元氏です。
谷田川氏も千葉県議を4期務めたあと、国政入りし衆議院議員を3期務めました。
ただ民主党下野後の3度の国政選挙では比例復活もならず、当時の代議士が辞職したことに伴い比例ブロックでの繰り上げ当選で切符を手に入れ、前回の衆議院選挙では文句なしの比例復活となりました。
ちなみに谷田川氏は弟さんが千葉県議、林氏もご子息が千葉県議という形で、意外な共通点も多いのです。
果たして谷田川氏は10年越しで小選挙区のプラチナチケットを手にできるか?
注目集まります。

③候補者紹介(予想される顔ぶれ)

ここで候補者を紹介いたします。なお選挙制度において公平性を記すために現職・新人・名前と年齢、所属政党を記します。
自民【現職】林 幹雄候補(76歳)[10期]
立憲【現職】谷田川 元候補(60歳)[3期]
共産【新人】仲 幸子候補 (68歳)
参政【新人】椎名 亮太候補(39歳)

④林氏ご子息、初陣を飾る?

実は今年の統一地方選挙で林氏ご子息の林幹人前県議が県議を4期務め国政入りするとの見方があります。
林幹人氏
は現在50歳で秘書経験も県議経験もあるため、10区で戦うには十分と言える経歴でしょう。
ただ党本部が立憲の谷田川氏から見て、どっちが勝てる候補かは明確に判断するのが難しいでしょう。
また共産や参政がこの場にどの程度影響を与えるか?考えなければならなくなります。
野党票は一定程度分散しますが、それでも10区全体でそれぞれの候補者や党がどの程度浸透しているかも分かりませんので、そこは有権者の判断に注目です。
そして谷田川氏もまた父か息子さん、どちらが出るかもわからない中で、どう選挙活動の中で有権者にアピールできるかが注目ですね。


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