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神奈川20区 甘利前幹事長、国替えで当選なるか!? 立憲女性候補との対決はいかに #43【選挙解説】


①神奈川20区のエリア

  • 相模原市

    • 南区

  • 座間市

②甘利前幹事長、国替えで注目の選挙区

神奈川20区は新たに創設される選挙区です。
今の所、最も関心があるのは甘利明氏がこの20区で出馬するという点です。
これ結構びっくりなんですよね!?
というのも甘利氏はこれまで自民党の政調会長や経済再生担当大臣、経済産業大臣、幹事長といった要職をこなした重鎮の議員です。
また安倍氏と麻生氏と一緒に3Aとも言われるほど、当時の安倍政権を支えた功労者なんです。
しかし前回、小選挙区で新人の太氏に敗れ、比例復活となり自身の選挙結果から幹事長を辞任しました。
ただ現在でも半導体政策や経済安全保障政策など党や内閣に貢献している方など、手腕は健在です
果たして今回、14回目の当選は果たせるのか?
対するは立憲民主党の大塚 小百合氏です。
大塚氏は今回新設される選挙区の相模原の方で活動され、老人ホームの施設長や2児の母と言った主に介護や子供といった生活安全保障に重点を置いた候補者ですね。
甘利氏は内外の安全保障で座間の方に強いですが、大塚氏は生活安全保障で相模原の方に強い方など両者がそれぞれの選挙区でどれだけ有権者にアプローチできるかが鍵でしょう。
そして日本維新の会の金子洋一氏です。金子氏はこれまで民主党系議員で神奈川選挙区の参議院議員を2期務めた元職です。
今回は神奈川20区で維新の会として戦います。

③候補者紹介(予想される顔ぶれ)

ここで候補者を紹介いたします。なお選挙制度において公平性を記すために現職・新人・名前と年齢、所属政党を記します。


自民【現職】甘利 明候補(74歳)[13期]
立憲【新人】大塚 小百合候補(43歳)
維新【新人】金子洋一候補 (61歳) [参2期]


④野党は太氏と同様の戦略で勝てるかが鍵

自民の甘利氏にとっては前回は太氏との一騎打ちで同じく保守に近い議員だったことから、保守層を奪われる心配や政権批判票の分散ができ、比較的勝利しやすくなったかもしれません。しかし20区だと神奈川で甘利氏の名前や実績は広がってはいると思いますが、それが票にどのように反映されるかは不透明です。
また13区の時は座間市は一部のエリアでしたが、今回は座間市全体➕相模原市一部で勝負しなければなりませんので、そういった選挙事情も左右されるでしょう。
何よりも党の内規で73歳以上の比例復活は認められない旨の記載もあるので、今回は甘利氏の進退が関わってくる選挙戦です。
対する大塚氏は女性候補という点でアプローチできる点は他党候補に比べ有利な点ですが、自公に比べ立憲の組織力は基盤が弱いため、共産や連合といった支援組織にも支持を取り付けることも選挙戦を左右させる要素となるでしょう。
一方で維新の金子氏は党の勢いが関東圏で広がるかが鍵でしょう。
既に参議院で2期務めた経験もあり、立憲に不満の野党票をどれだけ集めるかが鍵でしょう。
神奈川20区の有権者の判断に注目が集まります!

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