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崩壊した維新の京都進出前夜祭。旧民主の官房副長官は意地の見せ所に


崩壊した京都市長選挙

これまで自民や立憲が支援してきた元官房副長官の松井 孝治氏と
維新や国民民主が支援していた元京都市議の村山祥栄氏、
自民党の二之湯元国家公安委員長のご子息で、
元京都府議会議員の二之湯真士氏。
日本共産党が支援する元京都弁護士会副会長の福山和人
諸派の高家悠氏の5名が立候補しています。

しかし当初は穀田国対委員長の選挙区であることから、
共産vs自公立vs国維vs元自民の4者の戦いで注目されましたが、
結果的に村山氏の問題もあり、
構図は一変しました。

松井孝治氏には立憲だけでなく、国民も支持し、
連合からの推薦も得られ、
一気に松井孝治氏が当選有力になったのです。

松井孝治氏とは?

松井孝治氏は通商産業省出身の元参議院議員で2001年から2013年まで計12年間
国会議員として過ごしてきました。

民主党所属の国会議員として鳩山政権の官房副長官や
野田政権では筆頭副幹事長として党内の若手のエースを
務めていたとも言えます。

しかし民主党が再び野党に戻り、自らも政界を引退し、
慶應大学の教授に就任します。

今回は約11年ぶりの政界復帰による出馬となります。

参議院議員二之湯氏の子息、保守票固めできるか?

そんな松井氏ですが、民主党時代の官房副長官であることで、
自民側は保守色の低い候補であり、ある程度の票が離れると
予想されます。

その自民票の受け皿になるか否かで脅威となるのが、
二之湯真士氏です。

二之湯氏は京都府議会議員を務め、市長選挙に立候補しました。
二之湯氏の父は参議院議員の二之湯元国家公安委員長で、
自民党を離党されました。

現在は自民が松井氏が推薦している中での出馬なので、
二之湯氏本人は除名処分となっています。

親子のタッグで保守票をものに出来るかが課題でしょう。

共産が支援の福山和人氏

今回、日本共産党は候補者を支持する形で終わり、
無所属での出馬となります。

福山和人氏は政治経験のある3人と違い、
弁護士出身の方で、共産党の国会対策委員長の
穀田氏の膝下で勝利できるかが問われます。

ちょうど党首も女性の田村委員長に交代され、
そのデビューマッチともなるでしょう。

共産党支持者からの支援はもちろんのこと、無党派層への
浸透で首長をものにできるかが問われます。

京都市長選挙の課題

京都には京都府と京都市の二重行政課題、
大学の市外流出、地域社会の低下も挙げられます。

若い人たちに京都に移住してもらえるメリットを作り、
雇用を産み、税収をどうあげるのか?
そして古き良き京都を守るとともに、
スタートアップのような新時代の産業を構築する
支援も課題でしょう。

ぜひ注目の選挙戦ですので、最後まで見守っていきましょう。

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