部活を頑張った人はアクエリアスのCMを見て

*台風で被害に遭われた方、1日も早い復興をお祈りいたします。

今回は、見ていて、直感的にいいなあと思った企画をメモ。


アクエリアスの2019秋冬キャンペーン:見えない「がんばれ」が詰まってる。

思い出を蘇らせてくれるコミュニケーションって、好きだなあ。
この世代に生きてたら、自分を応援してくれるブランドだと思う。
今の私にとってみれば、この時代に(広告で)スポットライトを当ててくれてありがとうって思う。
部活は、私の青春そのものだったもん。
あの日々を振り返りながら、親にいろいろ助けてもらったんだなと同時に実感することができた。
自分のブランド見てみて!のものより、こゆ雑念がない広告の方が好きだなあ。
あの日々に溶け込む。この日々に溶け込むコミュニケーション。

以下は、戦略戦術ひもとき。

この類の飲料水では、最近ポカリスエットが絶好調である印象ですが、
ポジショニングとして部活生の飲み物(スポーツする子にアクエリアス)
としてふりきったコミュニケーション。

キーメッセージ:「見えない“がんばれ”が詰まってる」

スポーツに励む息子・娘を陰ながら支える母や父の愛情を軸に、
子どもからの見返りを求めるわけでもなく、
「努力が報われた時の息子・娘の笑顔が見たい」という一心で陰からサポートし続ける母や父の思いと、「アクエリアス」がつなぐ親と子の絆を、3組の親子の日常風景とともに描く。

→人には、誰しも親への感謝の気持ちがある。
 あの時伝えられなかった気持ち。
 当たり前だと思って気付かず伝えられなかった気持ち。 
 このCMは、それを気付かせてくれる。だから共感して心が動くのかな。

メインはTVCMのようですが、調査も行っていた。

母親の93.6%が“見えない応援”で子どもをサポートしている
実際に応援に行く以外の、子どものスポーツ活動のために行っているサポートは、「送り迎え」(82.4%)を筆頭に、「ユニフォームの洗濯」(75.6%)、「スポーツドリンクの準備」(57.6%)などが挙げられた。
コカ・コーラシステムは新CMについて、
「“スポーツを全力で楽しむ人を応援し、熱くなった瞬間のカラダとココロをうるおす”というアクエリアスのコンセプトだけでなく、
スポーツをする子どもを持つ母親や父親の“ありがとう、のためじゃない。
ただ、君のために。”というメッセージで語られる愛情を表現しています」としている。

このコミュニケーションを見ていて、
大和ハウスの「名もなき家事」を思い出した。
このアクエリのCMも、親の頑張りを認めてあげている。
P&Gの「Thank you,Mom」のように直接的ではなく。
お涙頂戴系の、くさすぎない・いやらしくないところがまた好き。


世の中には、
見えない・言葉になっていない人の愛情や努力やエネルギーはたくさんあるのな。

それを、顕在化してあげることができるのが
コミュニケーション屋の醍醐味だし、使命でもあるのではないかと思った。









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