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元スイミングコーチの独り言 2本目

2本目 「鼻に水」問題を解決する。

さて、前回、「鼻に水が入るからプールが嫌だ」というご指摘がありました。なので今日は「鼻に水が入らないようにする練習」についてお話したいと思います。

鼻で息をしなけりゃ、問題解決。

もう、身もフタもない言い方で申し訳ないのですが、鼻で息をしなければ(厳密に言うと、鼻から息を吸わなければ)鼻に水は入ってきません。

クロールの息継ぎとかで、鼻に水が入って痛い思いをするのは、この「鼻から息を出して、口から息を吸う」ことが上手くできないために起こります。

なので、息継ぎの練習をする前に、「鼻で息を出して、口で息を吸う」練習を取り入れます。

では、練習方法を見ていきます。まずは、小さい子どもさんの場合。

こんな練習をしてました1  (小さい子どもさん向け)

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顔(頭は、水につけずに行います)
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口元だけを水につけて行います。
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口から息を吸ったり吐いたりできるようになれば、「鼻から息を吐いて、口から息を吸う」練習に入ります。

こんな練習をしてました2 (小学生~大人)

大人の方であれは、この練習から入っていただいても良いかと思います。

鼻から息を吐く時は、最後まで息を吐ききることがポイントです。

呼吸2-1
呼吸2-2
ボビング
この練習を「ボビング」と言っていました。

鼻から息が出せるようになると、水をうっかり吸い込んで痛い思いをすることが少なくなります。個人的には、背泳ぎをするときに、絶大な効果を発揮するような気がします。(詳しい効用についてはまた後日。)

まぁでも、研修とかで泳ぎ込みをやってた時は、息が上がるんで、鼻から吐くのが追っつかなくて純粋な口呼吸になっていた記憶が…。何かもう、「ぶぐはぁぁぁっ!!」みたいな感じでしたね(;´∀`)


鼻に水は入らなくなっても、クロールの息継ぎは上手くできないから、ヤダ。

…ん?また何か聞こえてきましたね。

クロールは何とかできるけど、息継ぎができないから15m位しか泳げない…。

こういうお悩みを聞きます。

息継ぎができない」お悩みの最大のポイントは、

顔を横に向けるタイミングが分からない。


…なんではないかと思います。(個人の実感です。)

3回目は、この「息継ぎのタイミング」の練習についてお話したいと思います。


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