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食べていい?食べたらダメ?

食物アレルギーのこと

2月21日の投稿「まいたけとマッシュルーム」で少し書いたのですが、息子にはナッツアレルギー(クルミ・ピーナッツなど)があります。

アレルギー食材としてはメジャーなので、避けやすいかと思いきや、意外とそうでもないのです。

ゴマダレなのにゴマじゃない

食堂のおばちゃんをしているのですが、ある日のメニューが「担々麺」でした。それに使っている担々ゴマダレスープ(業務用)の原材料名ラベルを何の気なしに読んでみると「アーモンドペースト」の文字が。
今まで、「ごまダレ系調味料」にそんなものが使われているとは思いもしなかったので、他の「ごまダレ系調味料」も改めてチェックしてみると、あるわあるわ…。ドレッシングや冷やし中華のゴマダレスープ、カレールウ等々。アーモンドの他にピーナッツペーストという場合が多いようです。

カレー味のカップ麺のスープにも、ルウと同じようにナッツ系の調味料が使われている場合があります。

ナッツアレルギーの人は、うっかりごまダレ冷やし中華とかしゃぶしゃぶ、担々麺を食べると大変(いやむしろ危険)です。

こういったステルス使用が一番困るのです。
家庭なら買ったもののパッケージで直接確認できますが、外食だとそうはいきません。

そのラベルを見て以来、ゴマダレとカレーには用心するようにしています。

お菓子・デザートも鬼門

クッキーやマドレーヌなどの焼洋菓子、杏仁豆腐にもナッツ系のものが使われていることがあります。

クッキーなどの焼洋菓子に多く用いられているのが、「アーモンドプードル(アーモンドパウダー)」という材料。アーモンドを粉末にしたもので、生地に混ぜて焼くと風味と香ばしさが増すようです。

また、杏仁豆腐にも風味づけのため「アーモンドプードル」を使用することがあるようです。

ネットで見かけたのですが、会社で手作りクッキーをいただいて食べたところ、アナフィラキシーを起こした…という話がありました。アーモンドパウダーがはいっていたそうです。
市販のお菓子なら、息子も多少字が読めるので、原材料名を見て判断もできますが、手作り系やお土産でバラでいただいたお菓子などは、それができません。なのでその場で食べずに持ち帰るようにさせています。

※ちなみに、たけのこの里のクッキー部分にはアーモンドパウダーが使用されています。


反対に私は…

息子がナッツアレルギーなら、母親のワタクシは「甲殻類アレルギー」を持っています。(ナッツはOK。反対に息子は甲殻類OK。)
中学生の頃、「食物依存性運動誘発アナフィラキシー」を起こしてかなりヤバイ状況になったことがあります。(エビを取り除いて食べたのに起こったので、多分エビのダシが原因)

運動誘発アナフィラキシー
主に学童期以降にみられるアレルギーで、特定の食べ物を食べてから2時間以内(大部分の場合)に運動をすると症状が現れるものです。特定の食べ物を食べただけでは症状はおきず、特定の食べ物を食べたあとに運動をすると症状が出るのが特徴です。

株式会社 明治 "知って!食物アレルギー"より引用

甲殻類アレルギー持ちは会食で苦労する

私のような甲殻類アレルギーだと特に飲み会など、会食で苦労することが多いです。鍋物だともうだめです。(ダシもだめ)ほぼ "突き出ししか食べるものがない" 確定です。(その突き出しさえ、アサリの酢味噌和えとかだったりしたら、もうその日は終わり)

茶碗蒸しもスプーンで底を探ってエビが出てきたら、そっと蓋をします…。
何で食べないの?と聞かれても「アレルギーがあるんで…」と言うと引かれるんで、「これ苦手で」と適当にお茶を濁してたりします。

一度、パート先の飲み会が、海鮮七輪焼きの店で、ほぼ食べるものがなく、ひたすら他の人が焼いているカキの殻をこじ開ける役をやっていたことがあります…。

話がそれました。親子ともどもめんどくさい体質に生まれついたものです。

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