今日好きなことでも、明日は嫌いかもしれない。今日嫌いなことが明日は大好きになってるかもしれない。
風がゴーッと吹いている。
早朝はそうでもなかったが、
お昼に近くなるにつれて、
ゴーゴーと恐ろしい音を立てながら
外をメチャクチャにしている。
私は部屋の中でそれを眺めながら
つくり置きのおかずを作り、
そのあと家中を雑巾掛けして
ようやく一息ついた。
インスタントコーヒーを淹れて、
本などを読みながらふと思う。
「世のお母さんたちは本当に偉い。」と
毎日毎日
家事したり、家族の世話をしたり、お仕事いったり。
ひとりひとり国から表彰されても良いんじゃないかと本気で思う。
勿論”お母さん”ではない人も
偉い。
表彰されて良い。
みんな偉い。
そんな取り止めのない事を思いながら、
私はまたインスタントコーヒーを飲んで
思考をグルグルさせている。
いや、
グルグルしているのは思考じゃなくて
私の中の世界が頭の中でグルグルしている。
好きだと思っていることを疑ったり、
また斜めから見てみたり、
「もしかしたら、”好き”と思っているだけで、
本当はそんなに好きじゃない事ってたくさんあったり、
”嫌い”と思っている事が
実は嫌いじゃないことってたくさんあるんじゃないか」
と思った。
今日好きなことでも、
明日は嫌いかもしれない。
今日嫌いなことが
明日は大好きになってるかもしれない。
そうやって、
私の好きな世界・嫌いな世界はグルグル回りながら
毎日私を楽しませているのかもしれない。
もし今日がとても嫌な日で、
消えてしまいそうな日だったとしたら、
それは哲学者のスピノザ風に考えると、
「組み合わせが悪かっただけ」
という事だ。
今日の組み合わせを明日変えれば、
きっと明日は今日より良い気分になれている。
それ自体に「善悪」はなく、
私との組み合わせが少々良くなかったというだけの話だろう。
だから、
今日がとてつもなく悲しい日でも、
明日組み合わせを変える事を挑戦してみるんだ。
きっと世界は、
少しだけでもマシになる。
なんとなくAudible聴いて
とっても面白かった
「はじめてのスピノザ」
たまには思考を巡らせるのも良いものだ。
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