見出し画像

選ばないものを選ぶストレッチ

ここ2年くらい、思うように文章が書けなくて、日々どうしようと悩んでいたんだけど、なんとなく書きたいことができたので書いてみる。

好きな色は何色?

私は幼稚園の時は濃い緑(抹茶色)が好きで、小学生の時も黄緑とか明るい緑系、中高では薄ピンクとかオレンジを選ぶことが多かった。

特に中高の時は、仲のいい女子グループのメンバーの中に、それぞれのイメージカラー(ってない?)があった。

イメージカラーの決まり方としては、推してるアイドルのテーマカラーとか、純粋にその人が好きな色とか。私はよくピンク/オレンジ/緑に割り当てられることが多かった。その分、ほかの人の担当色(笑)には触っちゃいけないような気がして、ますますピンク/オレンジ/緑を選ぶようになった…。(これ、私だけなのかもしれない)

学生カバン開けるとオレンジのものばっか!緑のものばっか!現象。

大学生ではそんな女子グループ的文化も無くなって、「〇〇ちゃんが青好きだから」と気を使わなくなった。手荷物はターコイズブルーとか青系のものが増えていき、紫とか黄色、茶色とか、今までの自分が選ばなかったものを選ぶようになった。

苦手な色はありますか?

ただ、どうしても私が手を出さない色があった。

あか――アカ――赤――。

赤ってそもそも私の肌に合う色ではないんだけど、なんでこんなに苦手意識があるんだろう、とふと思った。

みんなのアイドル、赤。

色が選べるとしたら9割は選択肢に入る赤。
一番人間の目に入りやすい、ほかの色の波長より長い赤。
人気のある果物の色は赤。
戦隊ものの中心は大方、赤。

振り返ると何となく、「誰かと被る」「中心」「目立つ」を避けてきたのかもしれない。だから緑とか、オレンジとか、「サブ」ポジション的な人をフォローしたくなる。
(小さい時の押しキャラは、セーラームーンではセーラージュピターかセーラーネプチューン、初代おジャ魔女どれみは三原色しか選択肢がなくハマれず。)


もちろん「自分はこう!」って思えるのは素晴らしいこと。
でも、「自分はこう」って思いこむと、それ以上の何者にもなれない。自分の意志が強ければ、周りにもそう見られる。それ以上の期待はされない。結局は自分次第。

そもそも、私は「赤」そのものが苦手ではなかったんだ。と、業務スーパーに徒歩で向かう途中、赤い車を見て、マクドナルドのちかちかする看板を見て、ひらめいた。

私が勝手に嫌っていた赤も、自分が好きになったら勝手に「赤」が集まってくるような気がする。

英語の勉強をしていた時に、どこかの誰かのquoteが使われていたのを思い出す。

「多くの人は30歳以上になると新しい友達ができなくなる」…的な趣旨。
(忘れた、どこで見たんだっけ…)
つまり、30歳までに経験したことが軸となって、残りの人生過ごすことになるってわけだから、何としても様々な選択肢を持っておきたい。これはあくまでも私の理想だから、これを読んでいる人はそう思わないかもしれないけどね。

好きな色とか香りとか、食べ物とか生活リズムとか、とにかく何でも「自分はこう」みたいなものが眠っている。
30歳になるまでに「選ばないものを選ぶストレッチ」をしておきたい!!!

赤にだって色んな赤がある。
少しずつ自分に合う赤を見つけていきたい、というのが今年下半期のひそかな目標。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?