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集団の中の孤独が一番寂しい

BUCK-TICKの櫻井敦司さんの追悼番組ではないのだが、過去にEテレのスイッチインタビューに出演したときの再放送を改めてみた。

当時は、
「やっぱりあっちゃんかっこいい!」
「テレビみるんだ~いちご食べるんだ~、スウェット着るんだ~」

と相手のヒロシと同じようにいちいち感動していた。
しかし、今回は「死」「闇」に語っている部分、「死ぬのは怖いですよ」といったコメントにいちいち反応してしまった。

あっちゃんはもともと引っ込み思案、ヒロシはあのヒロシネタ、そして昨今のソロキャンプ動画で一人が板についている。

引っ込み思案の二人は人間関係のストレスについて語る。
あっちゃんいわく
「一切かかわらないのがベターだけれども、一人では生きられない。一人でいいといっても誰かと関係性を結ばないと生きていけない」

ととく。

最後に孤独について語った二人。なんとなく孤独を愛してやまない雰囲気を漂わせている二人だが、二人して激しくうなずく、そしてわたしも激しく納得する一言を発した

「集団の中の孤独が一番さみしい」

わかる、わかる。あっちゃんは修学旅行で大きい駅について、今までわちゃわちゃやってたのに、一人だけ帰る方向が違って寂しい、そんなんが結構辛いと。

そうなのだ。別にいじめられているわけでもなく、たまたま孤独になったときの寂しさは半端ない。

中学のときの車乗り合い事件。中学のときは群れることで自分の位置を確認していたところがあったから、一人車に乗っている時の寂しさ、侘しさといったら、今でも忘れられないくらいの強烈な孤独を味わった↓

楽しかった思い出ってするっと忘れちゃったりするのだが、辛い、悲しい思い出は、ふっと時々思い出してしまうものなのだ。

孤独は寂しいし、怖い。このときはわたしってみじめだな~なんて思ったりした。

それが、時がたつにつれて平気になる。

その典型例が一人旅だ。

一人世界一周バックパッカーをやったというと

「寂しくない?危なくない?」

とよく言われた。危なくなかったかといえば危なかったときもあったが、寂しいと思ったことは一度もなかった。

日程を決めない旅だったから、朝起きて自分が行きたいところにいき、食べたいものを食べる。人にあわせなくていい解放感は最高だった。
たまに、意気投合して一緒に旅したり、ご飯を食べたりする仲間もいたが、ずっとべったりではないからかなり楽。
その一瞬を共有しているだけという気楽さもあった。

そして、今。
一人旅は今でも平気だが、最近はご飯を食べるときは誰かと食べたいなと思う。ただ、一人=孤独がさみしいかといえばさみしくない。
群れたいかといえば群れたくない。
だから、会社に属さずにフリーで、一人家でもくもくと仕事をしていても寂しくはない。

ただ、しゃべりかけられるペットといえば、めだかくらいなので、声を発したいなと思うときもあるが、本さえあれば数か月誰にもあわずに一人でいても大丈夫な気がする。

集団の中の孤独はさみしいが、そもそも集団の中に入らなければ孤独を感じない。ということを学び、さらに孤独が平気になるのが大人になったということなのかもしれない。

今日も読んでくれてカムオン(ベトナム語)
部屋を整理していたらベトナムで買った大量の布が出てきた。

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