山の天気が悪くても楽しめるキノコ探索
天気予報が晴れでも山の天気は気まぐれ。
浅間山の第一外輪山の最高峰、標高2,404 mの黒斑山(くろふやま)に登って、浅間山目の前ドドーンを体験するべくお天気とにらめっこして、今日が出陣の時じゃ!と意気揚々と登るも、たちまち雲が押し寄せ、槍ガ鞘に到着するときには背景白で塗りつぶしましたか?というくらいの真っ白。
なんのためにツライ思いをして登ってきたんだ!とぶつくさ文句を言いつつ、ここまで来たなら浅間山ドドーンが見られるトーミの頭まで行くしかないと最後の力を振り絞って登っていくと、頑張ったのを神様が見てくれていたのか一瞬、雲が切れ、浅間山ドドーンが見られた。
ほんとは浅間山の絶景を見ながら、おにぎりでもと持参していたのだが、すぐに雲が押し寄せ真っ白になったもんだから、おにぎりを食べる気分でもなくなり、早々と下山することにした。
下山を開始するとほどなくして木漏れ日が降り注ぐ散策路に。
絶景見た後なら、ルンルンだけれどもどうも気分がすっきりしない。
下を見ながら「チッ」と舌打ちしつつとぼとぼ歩いていると、脳みそ発見!じゃなかった。脳みそみたいなキノコ発見!
気持ち悪いぐらいグニョグニョしたキノコ。間違いなく毒キノコであろう。とか言いつつ、横、真上といろんな角度から眺めていると緑が借景となって美しく感じてきた。見渡してみると、ちびっこグニョグニョキノコやきのこの山みたいなかわいいフォルムの茶色いキノコも点在している。
さらに苔の間とかも覗くと赤ちゃんきのこがひょっこりはん
同じ赤ちゃんきのこでも微妙に色も違う。
枯れ葉の間で光輝いているマッシュルーム風きのこ
手前の葉っぱを寄せたかったけど、毒キノコって触るだけでも毒!って話だから怖くて近くの雑草さえさわれず。でも、かわいい!
なんの変哲もないキノコもクローバーとコラボするとおしゃれに
ザ・毒キノコな風貌。色といい傘の部分のくっきり線といい毒性が恐ろしく高そう。一発でころりといっちゃいそうな感じ。
きのこの村、もしくは小人たちが住んでそうなきのこ家風。
見ているだけで毒にやられそうな見事なオレンジ&ブツブツ。
今度は濃い緑色発見!渋い緑なせいか高貴な感じがする。
今度はしぼんでる緑きのこ。傷ついた海賊風
鮮やかなマスタードきのこと傘の筋が美しい赤ちゃんキノコのコラボ。触ってないけど、見た感じつやつやしてめちゃくちゃおいしそう。今まで見た中で一番美しい色合い。いや、待て、気をつけろ!美しければ美しいほど毒を隠し持っているはず。
親子きのこ。やっぱり茶色だときのこっぽさが出て、つい収穫したくなる。
緑の中からひょっこりはんはやっぱり好きだわ。見つけた時の感動が半端ない!
朝顔きのこ。ぱ~って開放的に開いちゃってる感じ。きのこにも気分とかあるんかや?
出た!ピンク色きのこ。なんとまあ毒々しい。
とキノコの種類なんて全く知らないのに、歩くたびにいろんなキノコに出くわしちゃったおかげで、山の天気が悪かったことなぞ忘れ、アホみたいにキノコの写真を撮りまくった結果、1時間で200mしか進んでなかったという。どんだけ険しい山なんだよ(笑)
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