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月を眺めているうちに眠くなる

本日の「光る君へ」もお衣装が豪華で、雅だな~と思いながら見ていた。

まひろさんこと紫式部は源氏物語の作者としてあまりにも有名であり、新しい物語を書くために石山寺に参籠した際、湖面に映える八月十五夜の月を眺めているうちに物語の情景が浮かび、それがのちの「須磨」「明石」に活かされていると伝わっている。

一条天皇は定子にご執心であり、紫式部が仕えた彰子になかなかお渡りがないなか、源氏物語のファンだった天皇は、彰子のところに来れば珍しい文書や源氏物語の新しい物語が読めるかもという期待でお渡りが多くなったというエピソードもあるくらいの源氏物語。

石山寺で満月を眺めれば、なにかインスパイヤされるかも?もしかしたら凡人には思いつかないスーパーアイデアが思いつくかも?と先週金曜日の満月の夜に月を眺めてみたものの、

「やっぱり、アポロ11号の月面着陸って幻だったんじゃ?」
「昔、月にうさぎいると思ってたな~」
「かぐや姫っていたら夢があるよな」
「クレーターに入ってみたい」
とか、常に煩悩まみれ己は、くだらないことを思っただけで終わったのである。


琵琶湖の湖面に映える月を見れば、また変わるかな?とホテルの窓のカーテンを開け放ち、煩悩にまみれないようにムーンロードを眺めていたら、眠くなってそのまま眠りに落ちた。

紫式部レベルになるにはなかなか難しい煩悩まみれのライターである。

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