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仕方ないよねとあきらめてもらえる中国製

10年以上使っていたお気に入りのイスの背もたれが斜めに傾いてきて、どうにもこうにもまっすぐにならず、買い替えを決意。

楽天やアマゾンで検索をし、アームチェアがしまえるのと背中のメッシュ素材が気に入って購入した。もちろん口コミも確認済み。

・10分もあれば女一人でも組み立てられました
・1時間以内で組み立てられました

とあり、この時間差は何?ま、要領の問題だなと判断。

笑えたのが
・組み立て失敗。でも割と快適

という女性のコメントで、キャスター部分が1個ちゃんとはまらず、1本ネジも閉まらなかったが、座り心地がいい。

ってそれでいいのか?と突っ込みたくなるようなコメント。

・段ボールに穴があき、イスの部分に汚れもあるが今回は中国ということで許します

って中国製はそんな適当でも許されるのか?中国製の立ち位置っていいかも!なんて思いつつ、割引クーポンも出ちゃったもんで不安はあったものの、安さに負けて購入。

早速届いた段ボールは穴は開いてないものの、ちょっと破けていた。が、中はまあまあきちんと梱包されていてよし。日本製の場合、輸送時に傷がつかないようにと発泡スチロールでがっちり梱包されている。安心だし、日本人らしいホスピタリティーに感動はするものの、ごみが増えるだけと考えれば、中国製のちょっと適当ぐらいのほうがエコなのかもしれぬ。

一通り並べて、足りないものはないかなとチェックしていると、トリセツ発見!しかも、日本語!


トリセツがあったとしても中国語や英語だけなんてのもあるなか、日本語もつけているとは。中国=あやしい先入観があるため、トリセツが入っているだけですごいと思ってしまう。

女一人でも15分で組み立てできるのコメントを信じて、1番のキャスター取り付け開始。

トリセツでは、軽く手を添えてはめているようにみえる。信じて同じように軽くキャスターをはめ込んでみると、カチっとはまらないし、ひっくり返すと当たり前だがキャスターが外れる。

こんなちょこんと乗せる感じでいいのか?いや、そんなことはあるまい・・・

と他のキャスターを試してみるも、まったくハマる気配がない。そうこうするうちに15分経過。女一人で15分で組み立てられた人、天才じゃないか?もしくは業者の人に違いない。1番から早速つまずき、こりゃグーグル先生に聞いてみるか・・・と

「HBADA キャスター 取り付け方」

で検索すると、いたいた!おなじところでつまずいているお方。

キャスターの部分の変なわっかを外そうとしようとしたところも同じ行動。自分と考え方がすこぶる似ている。このお方。

この方も同じように検索して、Q&Aを発見。

なんでもキャスターの軸が垂直になるように差し込み、キャスターを真上から回しながら押し込むようにさすんだそう。

「キャスターを取り付けます」

だけじゃ絶対にわからない。

早速、垂直になるように手でベース部分を押さえるも、うまく垂直にならない。ベースに馬乗りになり、足ではさみ、垂直になるように微妙に腰をうかせキャスターをグッと押し込み回すと、ズボっと入っていった。カチじゃなくズボが感覚的にはあっている。

これでいけるぞ!と思いきや、なかなかうまくはまらない。斜め右方向の垂直、押し込む力加減などをひとつひとつ変えながら30分かけてようやく5つ装着完了。

腰を微妙に浮かせて作業していたせいか、すでに内もも部分が筋肉痛。

「組み立て失敗。でも割と快適」のコメント女性の気持ちがわかった。最後の1個がなかなかうまくはまらなくて、1つくらいはまらなくてもいいんじゃないか?とあきらめかけたのだ。彼女はきっともう無理!ってなりあきらめて、はまらないまま使っているんだろうな~。

キャスターは苦戦したもののの2番以降は割とスムーズで、ねじがしまらないこともなく完成。トリセツが優秀だったわけではなく、完成形をイメージしてそれに近づくように作っていっただけである。

現に、9番の「ボルトカバーCを取り付けます。」

ってどこだよと最後まで突っ込んでいたからだ。

まあ、4つあるからここかと適当にはめ込んでおいた。

1時間近くかけて組み立て完了。たぶん。


アームチェアも動くし、上下移動もスムーズだが、ロッキング機能って何?というくらい動かない。若干、ぐらついている気がするが、ねじがゆるんでいる?と感じるくらいの微妙なぐらつき。

問い合わせができる日本製だったら絶対に問い合わせするところだが、中国製はどうせ連絡しても返事こないだろうし、きたとしても意味不明な気がするし、問い合わせする時間を考えると無駄だから、あきらめることにする。

文句はあれど、思ったとおりの収納と座り心地で満足度は高い中国製。
ほんと、あんたら(中国製)には負けますわ。

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