こたつの使い方
寒くなってくると、欲しいなと思うのがコタツ。
♪猫はこたつで丸くなる~♪で有名な歌のように、ずっとぬくぬく丸くなっていたい。
しかし、絶対にコタツは買わないと決めている。一昔前は、夏の間の置き場所に困るだのと言われていたが、今はオールシーズン使えるように改良されているし、足が痛い人用には、座れるコタツまである。
となると、テレワークを快適にするグッズとしてコタツがほしくなるところだが、元来がさぼり~まんなわたしがコタツに入ったら最後、間違いなく寝る。仕事どころではなくなる。
受検勉強をコタツでしていたのも間違いだった。最初はこたつの周りに、勉強する順番に教科書を置いて、1教科ずつ終わらしていくのだが気づくとコタツで寝ているなんてことはほぼ毎日。結果、ほぼ勉強になっていなかった。
そんなこんなで悪魔の家具と名付け、コタツは絶対に家に置かないと決めていた。
しかし、毎年、冬が近づいてくるとコタツに目がいくのである。
そんなとき、日本に住んでいるわたしよりも日本のトレンドを追っかけている外国人の友人が
「夜景を見ながらコタツに入っておでんが食べたい」
と言ってきた。そんなもんあるかい!と思いつつも、コタツ 夜景 おでんで検索したら出てきた「かこむdeこたつ」
ほんとにあった。見つけても、まったくもっていく気がしない。夜景は夜景でみればよいし、おでんはおでん屋さんで食べたほうが間違いなくうまい。まったくもって面白そうに思えない。と思ってしまったのだが、そういえば
あべのハルカスの展望台に行ったことがない
展望台は1800円かかるが、かこむdeこたつは60分だけれども、入場料こみ、おでんとうどんとスイーツ付きで3800円とかなりお得。
費用対効果もなかなかだし。一度は高さ日本一のビルの展望台に行ってみることにした。と思っていたらなんと麻布台ヒルズにすでに高さは抜かれているそう。たいしてこだわりはないのだが、せっかくなら日本一のときに夜景を見て見たかった気もする。
まずは15階の無料展望台へ。
無料なのでまあこんなもんでしょう。光が洪水を起こしていて目がちかちかする。
ここから一気にエレベーターで展望台へ。滑走路をイメージした背後のイルミネーションは、最初、ドラえもんのタイムマシーンか?といった単なる光の線だったが、最後のほうは確かに滑走路のようなオレンジの線がまっすぐに伸びて、空港感がでている。
到着した展望台からの夜景は・・・
まあ、大阪なんでね。こんなもんです。東京の夜景を見た後ではいたしかたあるまい。
が、あべのハルカスコラボはなかなか美しい。
展望台を堪能したあとは、メインのかこむdeこたつ。
展望台から1階さがった吹き抜けエリアにこたつがセッティングされている。窓際の特等席だ。
吹き抜けといえども、高い窓ガラスに囲まれているからかさほど寒くはない。とはいえ、早くぬくぬくしたいとこたつに足を踏み入れると、これがなんとまあ、心地いいのなんの。
しばらくジャケットを着ていたものの、そのうちほかほかおでんを食べているうちに体もぽっかぽっか。
正直、劇的にうまいかといえば、まあ普通レベルの味わいなのだが、コタツで食べるおでんの破壊力。外気気温が低い中で入るこたつのぬくもり。足元はほかほか顔と頭がひんやりの気持ちよさ。
そうか、暖かい部屋でこたつに入るからダメなのだ。こたつに入るときは暖房をつけずにこたつの熱だけで楽しめばよかったのだ。
初売りはこたつ狙いで家電量販店に行きそうな勢いである。
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