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ライターたるもの

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ライター苦労話、うれしかったこと、役に立つ話もあるやも
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メモ7.る・る・ぶを楽しむ

旅に出ると決めたら、ネット検索。 気になった場所をグーグルマップで確認すれば口コミもあわせてみられる便利な世の中。 最近はその口コミのせいで営業妨害だと訴訟にまでなったグーグルマップのコメントだが、情報を調べる側からするととってもいい機能だ。 ガイドブック好きな私でさえ、最近は旅に出るときに本屋に行かなくなってしまい、読みたいなと思ったら図書館で借りている。ちなみに図書館で何気なくるるぶのアンコールワットを見つけて、久しぶりにアンコールワットにいくのもいいなと思い、ついつ

メモ6.取材は生き物

取材前は、企業情報や相手の著書など下調べはしすぎても、し足りないほどするのが一番。 だが、下準備をしすぎて、取材当日、下準備の答え合わせのような取材になってしまうことがある。せっかく、大事な時間を作ってもらい、取材に応じてくれているのに、下調べで調べられることを聞きだしても意味がない。 取材の醍醐味は、人との会話の流れにのって思わぬ展開や出会いがあること。 いい言葉を引き出せた! そんなエピソードが! と自分自身が感動したときは読者も感動するもの。 こんな出会いがあ

メモ5.聞き方のセンスを磨く

実は、数十年たった今でも聞き方のセンスがナッシング。 急にハタッ!と思いつくと、今聞きたくて仕方なくなる。すると相手の話に集中できなくなってそわそわする。結果、その間の話が話半分に聞いてるから忘れてしまうという悪循環。 最近は、仕事に限ってはだいぶ我慢してじっくり聞くことができるようにはなってきたがこと、友人同士になるとすぐに 聞いて!聞いて! モードになってしまう。 大人の女の余裕、包容力がある女になりたいのにまったくなれない。 昔からなんでなんで星人なので、疑

メモ4.何が何を語るのか

ライターに限ったことではないが、内容をわかっている人が書くと、いろいろ端折りたくなるもの。いちいち書かなくてもわかるだろと思ってしまうのである。 ライターの基本は、内容をまったくわからない人でもわかりやすく書くこと。わかっているのに、書いているとついつい細かく書くことを忘れてしまうのだ。 前段で別のことに触れて書く場合は、もう一度”何が””何を”語るのか読者に説明しないと、読者が行方不明になってしまう。 といったことをメモに書いていた。 確かに、こなれてくるとだんだん端

メモ3.声に出して読む

ライター駆け出しのころのメモが膨大にあり、ポイポイしつつ 「こんなにいいメモ残しているじゃん」 と自分をほめる毎日。ただいいこと書いているのに実践してないからメモした意味がないのである。忘れないようにするのがメモの役目でもあるが、メモすることで満足して全く自分のものにしていないものが往々にしてある。 ということで、今回は 「声に出すことによって文のリズムをつかむことができる」 無言で読み返して、なんか違うな~ともう一度読んでも、何が違うのかいまいちわからんなというと

メモ2.推敲を繰り返すことの大切さ

昔のメモ帳を大切にとっておいてたのだが一度も読み返さないので読みながら捨てることにした。 ライターを始めたころのメモってなかなか的を得たことを書いてて、これぞ初心忘るべからずだなと思う。となるとまた捨てられない悪循環だが今回こそは捨てる。紙に囲まれる生活とおさらばするのだ。 ・文章を書いている間は何も考えずにひたすら書く 確かに考え始めるとなかなか最初の一歩が踏み出せないからいいことなのだが、何も考えないと遥か彼方にいってしまうのでこのメモはわたしには当てはまらない。

多忙の中で得られる充実感

「頑張れ」 と言わないようにしている。頑張れと言われても、頑張れないからしんどいわけだし、頑張っても結果が出なかったときは相当がっくりくるから、ほどほどにする。そして、頑張れば頑張るほど増えるのが仕事だ。 企業に属していた時は、早く帰りたかったがために、時間内で仕事を終わらせ、終業時間1分前にはパソコンの電源を落とし、チャイムと同時に元気よく席を立つ。 すると、暇扱いされ、仕事が増える。でも残業はしたくない。ということで、忙しいふりをすることにした。毎日毎日、就業時間が

悪いのは言葉じゃない

サムネを見ると 「よっぽど辞書好きな変わった女なんだな」 と思われるかもしれないが、そうでもない。自分の記憶力のなさと、仕事柄、またコロナ禍で暇になってしまったときに NHKラジオ「サンキュータツオの国語辞典サーフィン」 に出会ってしまい、ついつい買いそろえた結果、こうなっただけなのである。 手を動かさないと記憶に残らない辞書って面白いかも!と思ったのが中学2年のとき。 国語辞典ではなく、英語辞典。 英単語を調べるためにひたすら辞書をひいていたのだが、ひいてもひいてもまっ

清・少納言

昨日は、大阪の各地で開催された春節祭はしごで忙しくリアルタイムで見られなかった大河ドラマ「光る君へ」。 いよいよ清少納言登場!しかも、のっけからまひろ(紫式部)とは反対意見で、出ました~って感じだったが、そんなライバル関係よりも、そういえばそうだったなと思い出したのが清少納言の発音。 昨日の最後のゆかりの地めぐりは清少納言。ナレーターが何度も 清・少納言と発音していて、は!と思い出したのである。 かなり前に 「清少・納言(←真ん中に発音いれたが、ほぼ一定の読み方)の枕

琵琶湖の夜は美しきかな

昨年の12月から東京出張が多く、ホテル代高騰しまくりのため、部屋が狭く、ユニットバスのただのビジネスホテルに泊まりまくっている。コロナ禍では1万以下だったのに、今は15,000円で泊まれたら御の字だ。 小窓から赤く光輝く東京タワーを眺められても、小窓なだけにテンションがあがらない。広々としたホテルでたまにはゆっくり書きたいもんだと、入稿がバリバリ重なったとある日の平日、超キャンペーンを見つけて、全室琵琶湖ビューがウリのびわ湖大津プリンスホテルでリモートワークをした。 やっ

月を眺めているうちに眠くなる

本日の「光る君へ」もお衣装が豪華で、雅だな~と思いながら見ていた。 まひろさんこと紫式部は源氏物語の作者としてあまりにも有名であり、新しい物語を書くために石山寺に参籠した際、湖面に映える八月十五夜の月を眺めているうちに物語の情景が浮かび、それがのちの「須磨」「明石」に活かされていると伝わっている。 一条天皇は定子にご執心であり、紫式部が仕えた彰子になかなかお渡りがないなか、源氏物語のファンだった天皇は、彰子のところに来れば珍しい文書や源氏物語の新しい物語が読めるかもという

文章を計算する3つのこと

昨年、内館先生にいわれた「タイトル」 年末年始にもう一度読み直して熟考。文章の中にタイトルになりうる箇所がいくつかあるといわれ、はてそんないい感じのこと書いたかなと思っていたがあった! 応募時のタイトル 秋田美人は背中美人(←エッセーの中身が想像できてしまうダメなタイトル) 文章の中で見つけたタイトル 秘密美人(←自分でいうのもなんだがいい塩梅!) ということで、「秘密美人」というタイトルにしたほうがよかったなとしみじみ思った。 秘密美人って何?⇒中身読んでみたい

知の巨人・立花隆氏の情報収集

メモ断捨離作業の続。 一度お会いしたかった立花隆氏のお言葉がつづられてた!このメモは自分で自分をほめたい! ちなみに立花隆氏を知らない方はこちら 今はなき、仕事部屋、通称・猫ビルに一度でいいから入りたかった・・・ 立花氏の仕事のやり方とは と、こういったことをメモに残していた。10年以上前のメモだからあっているかどうか定かではないが、やっぱりすごい人だなと思う。 最近、新規案件があり雑誌、書籍含め15冊購入。 3日間かけてよみまくると、あ~ら不思議、最初に読んだはず

上手に書こうと思うなかれ

昨日メモはただ気になったこと、興味あることをメモしまくっても、結局、ふっと思いついたこの”ふっと”が一番役立つみたいなのをつぶやいた というのも、昔のメモ書きノートが多すぎてそろそろ断捨離するかと作業始めつつもついつい読んでしまうという負の連鎖。掃除あるあるである。 しかし、手前味噌ながら、なかなかいいことを書いているときがある 「上手に書こうと思うなかれ!」 ものすごく大きな字で書いていた。覚えてないのだが、前後の文章を読むになにか大きな企画書を書こうとしているとき