見出し画像

アバルトへの道 ③

4時限の教習が終わり、1週間後の卒検を待つ。1週間MT車に乗らないとすこし不安になる。
いざ卒業検定へ。
同乗はMT車1段階の終了検定をする20代の男の子。
最初の検定はその同乗者から始まった。発進はスムーズ、順調に進んでいると思ったところでエンスト。慌てた彼はエンジンが停止したまま坂道を下って行く。教官が何やら書類にチェックを入れている…そこから彼の走りは急激に遅くなる。結果3度のエンストにもめげずにゴール。
しかしこの状況を見せられた後の検定って…(こわっ

運転席へ移動していざ検定開始。順調に全ての項目をこなして最後のクランクへ。そこで教習時間終了のチャイムが鳴る。「次の教習時間までは人の出入りが多くなるのでここで待っていてください」と止まったのは車校内の交差点(笑)10分ほど同乗者と二人車内に放置。
「僕…落ちたかも…」
「だ、だ、大丈夫じゃないですかね(汗)」
「…」
「…」
なんとも言えない時間が過ぎ、ようやくクランクへ。なんとかエンストすることもなく終了。
試験結果を待っている間も彼は落ち込みっぱなし。このマイナスオーラをなんとかしてくれ(心の叫び)
ひとりづつ別室へ呼ばれ、次に彼の顔を見たときはすこしの笑顔があったのできっと大丈夫だったのだろう。きっと…

「はい、お疲れ様でした。うん問題ないでしょう。受付に行ってこのまま免許センター行ったら間に合いますよ」


よし。やっとアバルトに乗れるぞ〜〜!

二俣川の免許センターに到着し、案内係の指示に従って証紙を購入後窓口へ。そこから待つこと1時間。
呼ばれて行くと、見慣れた免許証が。
ん??免許変わらないの?写真撮らないの?え〜〜〜〜〜〜〜〜〜


裏側にハンコ押されただけの免許証

ばっちり化粧してきたのに(´・_・`)


「免許取れたか!よし、路上教習だな」

忘れていた…教習所の教官よりも怖い教官がいたことを!!!

フラットアウト行くぞ」
「と、と、と、東京!!!!!!」
「いいから!ほれ!出発!」
「それワイパー!ウインカーこっち!」
「3速にしろ!」

いやいやいや…教官…
教習所では2速までしか使ってないんですけど!3速ってどーやんのおおおおおおおおお!
ってかワイパーの止め方教えて〜〜〜〜〜〜!

果たして辿り着けるのだろうか(滝汗)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?