コロナったら美意識が高まった

コロナったことで給与が10万円ダウンしたショックが1か月以上尾を引いているが、その代わりではないがコロナを機に痩せて20代後半の一番痩せていた時の体重、体脂肪になった。10日間の子育て免除ボーナスもあり、本当にコロナって良かったと無理に自分に何度も言い聞かせる。

というわけで、せっかく痩せたのだから美意識を高めようとひたすら美容に関する漫画や雑誌、本を読んだ。VOCEで田中みな実の狂気なまでの美容への執着に関する記事を読んで皮肉抜きに尊敬したし(そこまでやれるストイックさよ!)、今更東村アキコのエステ体験漫画を読んで「30分で7万円なんか出せねーよ!円じゃなくてウォンの間違いじゃね?」と思ったり(東村アキコは全く悪くない)、メイクに関する漫画「だから私はメイクする」を読んで「そうそう、美容って自分のテンション上げのための行為であって他者視線は無用どころか邪魔なんだよね・・」と思って補正下着の購入をガチで検討したり(ちなみに補正下着で検索すると何故か悪い口コミが目立つ)。

仕事ばかりで全く己の中の美容に関する価値観が更新されてなかったことをアラフォーの今更になって気づき狼狽する。そういや高校卒業して初めてデパートで美容部員さんにリキッドファンデを勧められてから一度もファンデを変えずに20年近く同じものを全く疑いもせず気にせず使い続けてきたし、ニキビが出来やすいくせに化粧が濃い目なのでオイルクレンジング一択だったがオイルクレンジングにも油脂系とか複数の種類があることを今回初めて知った。そもそも美容系の雑誌とか本って読んだことなかったこともついでに気づく。

こう書くと単にブスなくせに美容に無頓着なだけに聞こえるが、それは大声で全否定する。ここからは一重の代表者として声を荒げるが、そもそも美容系の雑誌とか本ってメイクに関することがメーンだが、メイクは二重の人前提で一重は「涼しげな目元を活かしましょう」とかってようは「諦めましょう」としか言ってなくて殆ど参考にならなくて、だから一重の人は思春期に少ないお小遣いでアイプチをこそこそ買って夜中に練習してみてでも接着剤でくっつけた感に絶望するだけで翌朝は結局やらなくて、働きだしてからは整形のサイトばかりみてGoogleが美容整形外科の広告ばかり貼っつけてきて自分のパソコン見た人も見られた本人も広告表示に気まずくなって、そうやってじわじわと世間から無言で蔑まれ続ける運命なので美容雑誌なんか読まなくなるんすよ。意味ねえし。そうやってどんどん新しい情報が入ってこなくなり、こんなアラフォーが出来上がるんすよ。おい、出版社各社刮目しろよ!お前らの作ってる情報、本当にメイク必要な人間に届いてねえからな!

と、いつものごとく天に唾を書き、最近のクレジットカードの請求の多くがアップデートした化粧品ばかりになり、己の中の端境期を実感する。10万円の損失は、つくづく、痛い。



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