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震災遺構のありかた

先日訪れた熊本県・益城町にある潮井神社

国指定天然記念物にもなって、震災の爪痕がリアルに遺されている場所。

道中、途中から案内看板が消えて目的地周辺に着いてもどこにあるか分からなかった。

1人の住民に駐車場までの道を聞き、1人の住民に神社の所在を聞いてやっとたどり着いた。

高齢の地域住民と見られる方が「震災でいまは壊れちゃってるんだけどね…」とどこか悲しげなところが印象的だった。

平日の昼間だったからかもしれないが、この震災遺構を訪れている人はあまり見受けられなかった。

復興の象徴として復旧が進められている熊本城や阿蘇神社とは違って、遺させる場所もある。

でもそこが地元住民がかつて大切にしていた場所だったら?なおかつ、「震災遺構」として注目を浴びていないのであったら?

1日のほんの数時間しか滞在していないから断定的なことは言えないが、頭の中がごちゃごちゃになった。

とはいえ、すでに国指定になっているのだから、「活かす」という方向で出来ることを見つけて行く必要があるのだと思う。

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