2021年のふり返り

あっという間に大晦日になった。

今22:15なのだけど、今年のうちにふり返り終わることができるだろうか。


今年の目標は「模様と言葉を紡いで生きる」にして、まさにそれを実行した一年だった。

ありがたいことに実行することができた。

なのですごくすごく幸せだった。

そしてその上でなのだけど、今年はものすごくしんどくもあった。

自分の内側に入って模様が浮かび上がるのをじっと待つとき、

朧に感じた模様を紙に写しとるとき、

写しとった模様を自分の心に合わせて完成させるとき、

その時々にいろんな感情が泡のように次々と生まれて消えていく。

その泡のような感情は掴む間がなく、あっという間にどこかへ溶け込んでしまう。

けれど、その時ふとした違和感や置き去りにして忘れていたような感覚の気配を残していくことがある。

そうしたら私は、その気配の姿を明るみにしながらでないと模様を完成させることができなくなる。

それがとてもしんどい。

それはほぼ例外なく、自分の過去と向き合うことになるから。

向き合わずに模様だけ完成させようとしても、どうしても完成させられない。

手も頭も止まってしまう。

だけど、そういう模様を完成させることができたら、それまでずっと自分の中で凍りついていたままだったものが解けて流れて消えている気がする。

そして、それは模様の力を借りるからこそ出来ているのだと思う。

言葉や思考ではいくら格闘しても同じ轍にはまって同じ道筋を辿ってしまう感覚がある。

でも模様は、宙を移動する乗り物のような感じで瞬間移動を繰り返して、自分では辿り着けない場所に連れて行ってくれる。

セラピーなのかもしれない。

ああ、年が明けてしまうのでふり返りはここまで。


今明けました。

今年も良い年になりますように。





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