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第一歌集「HAPPY」とわたしの婚約

ごきげんよう。油そばの申し子堀優季奈(ほりゆきな)です。
なんか長文を書きたくなったので、最近のできごとについて記します!

①第一歌集「HAPPY」刊行

SPBSさん主催の「短歌を詠んだら歌集を編もう」というワークショップに参加し、成果物として作成しました。WS期間は、間違いなく人生の中で最も楽しい数ヶ月のうちのひとつでした。
販売期間9月25日(月)〜10月8日(日)まで
【販売書店】SPBS渋谷本店

※アーカイブコース申込は10月31日(火)までです!

めっちゃすごい講師陣とめっちゃすごい仲間たちとの出逢い

講師陣のラインナップは事前に拝見しておりこりゃあえらいことになるぞと覚悟していたのですが、対面で講義を受けることで、改めてその凄みを肌で感じました。よくわからんものすごいエネルギーのおにぎりを絶え間なく食べているイメージ。毎回味も形も海苔の付き方も違う。でもめっちゃ美味しい。お腹いっぱいになるのに、またすぐ食べたくなる、そんな日々でした。
実際に現地で講義を聞いていたのは、制作と聴講、2つのコースの方々です。この参加してる人たちも、まあ、本当にすごい。おしゃべりだったり、寡黙だったり、十人十色の中で、優しいことだけが全員の共通項でした。もう優しさが目視できるレベル。加えて、いろんな方面から楽しい提案がなされることで、WSがより活発になっていきました。まじでこの人たちは本当にすごい。大事なことだから何度でも言う。すごい。
制作コースと聴講コースって名前こそわかれていましたが、私にとってはどちらも変わりません。「HAPPY」はこのWSに参加したみんなで作った歌集です。そうやって胸を張って言える仲間に出会えたことが、かけがえのない宝物です。何度お礼を言っても言い足りないです。みんな大好きです。

歌集制作にあたり苦労したこと

歌数が少ないので、増やすところから始めましたが、ただ増やすだけだと一首ずつの出来に納得がいかないことも多く、家の近くの喫茶店で何時間も粘って考える、みたいなことをしていました。当初は「作家みたい!」とカフェオレ片手に自分に酔うなどしていたのですが、締切が迫るにつれ、シンプルに焦ってきて、最後は結露でびしゃびしゃになった空のグラスを眺めながらずっと涙目でした。それでもずっと楽しかったです。わたしはMかもしれません。

いよいよ発売!

めちゃくちゃめちゃくちゃ頑張って、最終的にはスカウターが壊れるほど最高の歌集ができました。あとは読んでもらうだけ!とわくわくしていた販売初日。SNSで存じ上げている歌人さん、短歌に触れてこなかった友人、職場の同僚など、様々な方が私の歌集を手に取ってくださいました。あのときの気持ちは言葉にできません。「わぁ〜〜〜ぬぉ〜〜〜」って感じ。嬉しい気持ちだけ目に見えたらいいのに。きっとティンカーベルが振りかける粉みたいなのが私の穴という穴から出てた。やっぱり見えないほうがよかった。
すごくないですか?本ができて、書店に並んで、読んでくれる人がいるって。しかも中には感想までくれる方もいて、大げさじゃなく、生きててよかったです。「HAPPY」を手に取ってくださった方、あなたは私の命の恩人です。

他の歌集もすごいんですってよ、しかもフリペもあるんですってよ奥さん

帯の色がうつくしいきょうだいたちが9人います(装丁はあの名久井直子さんです!)。
書店をふらっと覗いていただくだけでも楽しいと思いますし、その時の自分がどっかで必要としている歌集が必ず見つかるはずです。
そして!聴講コースの有志の皆さんたちで作成されたフリペも配布!こんな素敵なことってないです……!今回の歌集10冊それぞれの1首評のほか、聴講コースの方々ご自身が詠まれた短歌も収録とのこと。お願いだから入手してください。ほんとすごいんです。スカウター壊れっぱなしなんです。

10人仲良く並んでます。堀はピンクです
最高のフリペ。タイトルからセンスが溢れ出ている。私も早く読みたい

HAPPY

HAPPYでもHAPPYじゃなくても何食わぬ顔で待ち受ける日々の中で、半歩でも進む力になってほしくて作った歌集です。
あなたに届きますように。ほんとに届きますように!

②婚約しました

短歌に興味持っている人ではないですが、できたてほやほやのHAPPYを渡してお風呂に入って、上がったら読んで泣いていた人です。なのできっと大丈夫だと思います。
(婚約のお祝いに10人の歌集1冊ずつ買ってください!!!頼むから全員売れろ!!!)

今回はこのあたりで。またお目にかかりましょう。堀優季奈でした。

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