天井裏のネズミの世界
私の家の天井裏には、冬になるとネズミの世界が広がる。(寒いからネズミがただ単に避難しにきているだけw)
ここだけの話、きっとこんな世界が繰り広げられているんじゃないかと、毎晩妄想に浸っているのです。
こんなことわざがある
「大敵と見て恐れず 小敵と見て侮らず」
ネズミが弱そうだって?
いやいやいや
20何年ネズミと冬だけ生活を共にして、私が確信した事。
“ネズミは絶対、頭が良い”
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ラボ1、コーヒー
私たちネズミが今過ごしている屋根裏は、他の民家と比べ広いのだ。
そのため、食料の貯蔵庫になっている。
豆、米、虫、種、木の実、スポンジ、紙切れ、なんでもある。
ネズミは子供が多いし、この寒い時に全員分の食料を賄うのはちょっと大変。だから春からコツコツと食料を集め続け、この家の屋根裏に貯蔵しているのだ。
この家の屋根裏は割と使いやすい。
とても広い・出入り口が多い・適度に暗い
そんな場所は私たちネズミが集まるのにうってつけ。集まって何をするかって?リーダーを決めたり、少子化について話し合ったり、そんな感じだ。
この前は、家の隙間が減りつつある問題について議論した。
私のボスはミカエルという。(別に天使ではない、ただのネズミだ)
ほら今日も風呂で見つけたもふかふかのスポンジの上でくつろいでいる。
「ボス、何か飲みますか?」
「おはよう。私はコーヒーにしようか」
鼻の下の髭を触りながらボスは答えた。
ネズミでもコーヒーは飲む。髭もある。
私たちが住んでいるこの家は、コーヒーをよく飲むから私たちも時々拝借している。
「お嬢さん、コーヒーというのは風邪の時でも飲めますね」
「ダメでしょ」
「いや、コーヒーには利尿作用があり、風邪の時は不要なものを体外に排出してくれるからいいのですよ」
「それは、初耳です」
「他にもカフェインには、血管を収縮させる効果があるのですが、これが頭痛に効くのです」
「本当ですか?」
「さあ、試してご覧なさい」
あぁそうだ、私たちネズミは十二支の一番最初だったな。あれ、この家の娘も子年だったような・・・。
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以前、私の家のお風呂のスポンジが、地べたに落ちていて、ちぎられたことがあった。
ネズミか!!!爆
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