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大分旅行、全裸事件。

結婚して17年。
身持ちの固いわたしは
イーオット以外の男性に
裸を見せたこともさわらせたこともない。
(需要がないだけだと思った
わたしの友人たち、
今度会ったとき怒ります。)

そもそもわたしは
お手軽な恋愛を
楽しめるタイプでもないし
まして結婚している身でありながら
他の男性に体を許すなんて
自転車にも乗れない人間が
飛行機を操縦するくらいの
飛び級恋愛だ。

そんな私だったが長きに渡って
守り抜いてきた貞操を 
汚すような事件をとうとう起こしてしまった。

若い、見も知らない男に
肌を見せてしまったのだ。

一糸まとわぬ姿を、
真っ正面から。

事の始まりはこうだった。

子供たちの春休みを利用して
大分旅行に行こうと言う話になり
イーオットと息子は大分の知人と登山に
わたしと娘はサニーサイドさんという
ボルダリングジムにお邪魔するため
二日目は二手に別れて行動することになった。

わたしたちチームは午前中
時間が空いていたので
娘のたっての希望で
別府温泉保養ランドという
泥の温泉に行くことにしたのだけど
ここが地獄の始まりだった。
大分だけに。
なんつて。


そして事件は起きる。

泥湯から泥湯まで渡る道は
一応長い壁のある廊下みたいに
囲われていた通路、
たまに途切れているところはあったけど

まさか真っ正面から
工事のお兄ちゃんが
じょうろとドリル持って
向こうからやってくるとは思わないじゃない!?

という事が起きてしまったのだ。

もう本当に
人生でこんなにビックリしたことはない。

こっちはタオルすらもたず
正真正銘の全裸である。

だってここお風呂だもん!!

である。

もうビックリして
すみません、となぜか
わたしが謝って逃げたけど
一緒に入った娘曰く

「母ちゃんより先に向こうのほうが
悲鳴あげて逃げてた」って

なんでだよ。

悲鳴あげたいのはこっちだよ。


しかも相手も全裸ならまだわかる。

なんで風呂場で遭遇する男が
土方服にじょうろとドリル持って
練り歩いてんだよ。


露天風呂の近くで工事は確かにしてたけど
にしてもどうしてこんなシュールな事が?!

珍事の神様は
なぜわたしをほっといてくれないのだ

あまりにもビックリしすぎて
上がったあと

ローテーブルを
椅子と間違えて
しばらく座ってしまったほどである。


時間をおいて冷静になったら
頭にきたので
ぶちギレのクレーム電話をいれておきました。

だってわたしの事があった直後も
そこを通ってたし。

デリカシーなさすぎる!!!

バスタオルしてたって嫌だわそんなん。

そのあとだいぶ引きずり
移動する過程で
工事中の山道を
一通で赤信号なのに気づかず
無視してたら向こうからも
車がきて100メートルほど
バックで引き返すはめになるわなんやら
もう大変でした。

はぁーあ。
生きてるといろんな事がある。
ビックリだよもう。

ちなみにイーオットと合流したあと
この話をしたのですが

「混浴だったんでしょ?」

とか間の抜けた返事が返ってきました。

わたしと結婚したことで
度重なるハプニングが起きすぎたからって
珍事に慣れるな。
ワルダンナめ。

追記
この、保養ランドには内湯とは別に
泥湯から自律神経の湯
泥湯から泥湯2までの通路が
二通りあります。

自律神経の湯までの道は
完全に一回外に出る仕組みなので
ここでバスタオルが必要なのだと
勘違いしてしまいますが
上記のことは
泥湯から泥湯2までいく通路は
ある程度壁がある中、
それとは別に
真っ正面から男性が入ってくる
ハプニングがありましたので
これから入る皆さんは
気をつけてください!


#大分
#別府保養ランド温泉




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