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懐かしい「台州雑品の旅」②
今回は「雑品解体の現場」
港から車で中堅どころの「スクラップ解体会社」に行った。
それでも1万坪くらいあり、キチンと屋根もあり、下はコンクリート。
工業団地になってからは昔のように、下は土がむき出しで屋根もなく、
雨の日でも皆カッパを着てやっていた時とは雲泥の差。
でも「解体」作業自体は、それほど変わってはいなかった。
一部で電動工具が使われてるくらい。
それではどうぞ。
港から荷
懐かしい「台州雑品の旅」③
中国ではスクラップを解体したものや、「込み真鍮」「雑コロ」などを
使って、「製品」を作っています。
原料を世界中から買い付けをしていました。
そして「製品メーカー」になっていきます。
日本では役割分担があるのですが、中国は可能性があれば「挑戦」します。
自分達が製品を作れば、原料価格以上の「価値」を生み出せるから。
メーカーになって、世界中に販売します。
材質は「JIS規格」には遠く及ばない
懐かしい「台州雑品の旅」④
中国では「雑線」の処理は進んでいます。
昔は出稼ぎ夫婦が、小さな被覆線剥離機を使い、細い銅線まで剥いていた。
取れた「被覆(PVC)」も当然の如く売れていた。
中国が雑線などを大量に買うようになって以降、それまで日本で「ナゲット」を作っていた会社が、「ナゲット製造」を止まざるを得なくなった。
当然だが、そのままの状態で高く売れるようになり、逆に「国内加工」を
すると競争に負けてしまうようになっ
懐かしい「台州雑品の旅」⑤
今回は「アルミインゴット制作」
真鍮棒のように、アルミも溶かして「インゴット」にしています。
あらゆるところに使われていた「アルミ屑」です。
当然色々な材質が混じっていますが、「大体」このくらい?の
ように、あまり材質に拘っていないように見える。
(もちろん大まかには分けていますが)
使われている材料を見てみましょう。
さすがに中国。凄いです。
一つの工場の中で、あらゆることをやっています
懐かしい「台州雑品の旅」⑥
今回は主に「銅」が付いている、雑線や銅付き屑
いやあ、ものすごい量の雑線を淡々と処理しています。
中国の人は物凄く忍耐強い。
そして持久力があると思います。
毎日毎日これと闘います。
どうですか?
当時に戻れましたか?
次回は「廃プラ」リサイクル等の様子です。
ではでは・・
スクラップマスター南
懐かしい「台州雑品の旅」⑦
「台州雑品の旅」も終盤になってきました。
雑品にどうしてもついている「プラスチック」。
それすら彼らは「分別」します。
人は慣れる生き物です。
だから火をつけて、その色・煙の状況・臭い等で大体わかる。
慣れると「手触り」で分かると言います。
この工場にある「大量の廃プラ」は、雑品から出たもの。
それだけ「雑品」にプラが使われているのです。
そのほとんどは「再利用」できます。
だから「人が一
懐かしい「台州雑品の旅」⑧
今回が最後になります。
写真は「ハイマンガン」です。
当時はあまり価値がなかったが、日本で売れなくなっていたので中国に
向けられていた。
また磁石に付かないので「非鉄だ」と言って、強引に雑品に混ぜる方達も
多かった。当時は中国も困っていた。
ここからはステンレス304、430なども出てきます。
日本ではステンレスのプレスは禁止ですが、ここは薄手のものが多いのと、キチンと選別されているので、プレス