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メンバーシップ加入1年。宝鐘マリンここ好き7選。

大体のことは「Twitterに書いたしいいや」となってしまう性分で、noteもアカウントを作ったのに全然活用できていませんでした。

今日、マリン船長のメンバーシップ加入から1年が経ちました。嵐のように駆け抜け、喜び悲しみ、私生活にも良い変化が起きた1年。この熱量をそのまま残せたらと思っています。7つで足りるだろうか?

声が好き

フォロワーのリツイートから偶然再生した超短いアニメ動画。自己紹介をしている宝鐘マリン。勝手にループ再生されるので、その赤髪の女の子はずっとくねくねし続けていました。

(声が良い。喋り方が良い。活き活きしてる。このキャラクターは何?V…バーチャルYouTuberかぁ……)

本来、マリン船長の挨拶は冒頭に「Ahoy!」と一言入るのですが、8秒に収まったこの動画では「ホロライブ三期生」の名乗りから始まります。この「ホロライブ三期生」の「ブ」が、「ヴ」とも「う」とも言い難い発音で聴き惚れてしまったのが、まさに沼への第一歩。このエピソードは大体ドン引きされます。なんてことをしてくれたのかフォロワー。

また、出会って1ヶ月くらいはVtuberの歌枠というものが正直苦手でした。直近数年ボカロばかりを好んで聴いていたため、人の声に揺らぐ微妙なピッチの違いが気になってしまうからです。歌のプロならともかく、声が好きでも、声が好きだからこそ、そういった部分を受け入れられない時期が確かにありました。

秋口に入りライブに向けたレッスンが始まった頃でしょうか。それまで8~10Hzくらい低いかなと思っていた高音域が、ほぼ気にならない差まで縮まってきました。取る枠の趣旨によって声を使い分けるスタイル、予想可能な選曲がループすることさえ楽しい。さすがに気付きました。好きになっちまったんだ。

性格が好き

「情けは人の為ならず」を体現したような行動規範、ポジティブを好みポジティブにあろうとする意識、コラボではピエロ役に徹しながらも半時間後には気にする様子、恥ずかしげもなく世界平和を願ってしまう理想主義。そして自他共に認める「デビュー当時から変わらない」という評価は、格好つけない、自分を飾らない性格がよく伝わります。

少しメタな視点の話をすると、Vtuberのことを私は「キャラクター」として明確に扱っています。しかし同時に、生身の人間同様に寝て起きて食事をして生活をし、考え悩み、元気なときもそうでないときもある。このハイブリッド性こそがライブ配信主体のVtuberの特徴であり、そのいびつさ(創作か現実かの曖昧さ)に意見が分かれることは承知しています。閑話休題。

こうした「宝鐘マリン」の性格がめためたに刺さりまして、他人と意見が食い違うとシャッターを閉めがちだった私の性格へ影響を与え、職場・同僚の評価まで変わったほどです。発言ひとつひとつを大事に拾ってもらえるようになり、給料が上がりチームが強化され周囲が自分のために動いてくれるようになった実感があります。

見た目が好き

これはもうゴスロリ衣装以降とハッキリ言ってしまいます。海賊モチーフという割と尖った(うさ耳三つ編み人参付きバニー衣装という強烈なインパクトを持つ同期が居ますが)キャラクターデザインは、当時そこまで刺さっていませんでした。

Twitterフォロワーの方はご存知の通りドールオーナーである私ですが、元を辿ればローゼンメイデンという作品に出会いさえしなければ、永遠に二次元コンテンツに視線を向けることは無かったかもしれません。それくらい「キャラクター・アニメ・マンガ」文化に触れて来ませんでした。それが今や、初音ミクだ、ドールだ、Vtuberだですよ。なお一押しは真紅です。

快活なミニスカ海賊。それが宝鐘マリンというキャラクターだったにも関わらず、新衣装発表のシルエット時点でもう膝から崩れ落ちました。やってくれたなぁホロライブ。

発表当日は、なんだか大騒ぎしていたような気がしますが、興奮しすぎていて記憶がありません。

赤と黒基調とした色合いはそのままに、とくに黒色と金色の比率が上がってくっきりとした色使いになっている点。大きなリボンは大正義。袖口とスカートのドレープ。抑えられた露出(胸元は頑張って開けたそうですが)。黒帽子と黒手袋、そして薔薇。海賊衣装が赤ならゴスロリ衣装は黒が多いので、髪の毛の揃え方と長さでバランスを調節しているのもよく考えられています。

まるでお人形さん、すぐにそういった評価は持ち上がっていましたし、本人の性格との良い意味でのアンマッチは、ギャップ萌えの最たるところではないでしょうか。

目が好き

見た目じゃないの?と思われるかもしれませんが、今度はLive2Dのお話となります。マリン船長を追いかけてきた方はご存知の通り、上記の新衣装発表と同じタイミングで、バージョン2.0と呼ばれるLive2Dが実装されました。何よりも大きく変わったのは視線がよく動くようになったことで、2.0実装から現在に至るまで、少なくとも3回は目の動きについて微調整がなされているようです。

基本的に右目が眼帯で隠されている、赤と黄色のオッドアイが特徴なマリン船長の目。ゲーム画面とリスナーのチャット欄を左右に行き来するときはもちろん、横書きで書かれた文章を読んでいる時に細かく動く様子を、つい見つめてしまいます。何かを思い出そうとするときに斜め上を眺める癖や、メンバー限定配信でとろんと柔らかくなる表情など、目だけで感情が伝わってくるVtuberの筆頭だと思ってます。

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※かわいい

クリエイトの姿勢が好き

宝鐘マリンのYouTubeチャンネル登録者数が100万人を迎えた日の、スーパーチャットへの回答にとても良い言葉をいただいていました。

マリン船長自身もプロとして仕事を請けられるイラストレーターであるため、その報酬や対価については思うところも多かったはずです。ホロライブや宝鐘マリンといったIPをハブとしてクリエイターを繋ぐクリエイター。本人はシングルタスクと言いながらも、ディレクション能力は十分に高いと感じます。

自分で動けない部分にお金を掛けて能力を集める。良いものにはお金が掛かる。ホロライブやそのリスナーにそういった空気が生まれているのは良い事で、それを当たり前と発信することに救われる人もまた多いはずです。そうして生まれたオリジナルソング「Ahoy!! 我ら宝鐘海賊団☆」や「Unison」、そして日常のライブ配信のクオリティをさらに上げて行き、ファンが受け取り、評価され、また還元されるという好循環が生まれました。

動きが好き

マリン船長と言えば、おばさんくさいコミカルな動きをする3D配信というイメージが根強く、そこが好きという意見もとってもわかります。でも私の好きなポイントはちょっと違うんです。

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自宅からライブ配信を行うことで生計を立てるストリーマー活動と、歌って踊るというアイドル活動ほど、水と油な活動は無いんじゃないかと思います。

ダンスが苦手なマリン船長。そこに親の影響で舞台役者やバレエダンサーを見て来た私が感じ取ったのは、「どんな動きが女の子らしいか」をきちんと追及していることです。手を伸ばすときに、肘が伸び切っているか?映像映えするよう足の向きに表情を付けているか?体が小さいぶん、動きも小さくなっていないか?2ndライブ以降、とても意識的になされていると見ています。

一方で「照れるときに頭を掻く」「ウケたとき膝から崩れ落ちる」「びっくりすると口に両手をあてる」「オオアリクイの威嚇」そんなアニメチックな動きは、飾らない性格ゆえ、生まれてこの方ずっとそんなアクションを取ってきたんだろうなあと想像できます。ただただ愛らしい。

弱いところも好き

今年の前半は、不運な出来事や風向きが悪かったのは事実だと思います。不注意から発生した炎上など、言葉の一部を切り取られる恐ろしさと、ただ嵐が過ぎるのを待つファン心理を知りました。

Vtuberというものに向けられる目に羨望と嫉妬が増えてきたことに、どこまで心情の変化があったのかは窺い知れません。ごくごく稀に見せる弱音に、一人の女の子に抱えきれるものではないだろうと。それでも、クリエイターを竜巻のように巻き込みながら高品質なコンテンツを生み出し続けるエネルギー。トップシーンを走り続けて欲しい、応援したい…。矛盾は大いに感じています。

ポジティブにあろうとしても人の心には限界があります。また、「船長が一番の杞憂民」と言われるほど、ファンが離れることを恐れて活動を休もうとしない様子は、人気商売ならそれが当たり前とはいえ鬼気迫るものがあります。

傷付いたら回復に努めて欲しい。弱音も吐ければ吐いてほしい。たまに転ぶ。そんな弱さも丸ごと好きだと言える、それがマリン船長。

ぜんぶすき

「推して行ったら良い体験ができそう」そう確信した1年前を思い出します。その瞬間ときどきで感情も変わっていったので、とても書ききれていませんが、改めてマリン船長とそのファン、そして自らの幸せのために何が出来るか、それだけ考えて生きていたらめっちゃ楽しいですね。2年目も本当にわくわくしています。

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最後まで読んでいただいてありがとうございました。カスタムドール完成までのあれこれは、また機会があったら書こうと思います。それでは。

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