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【現地レポ!】ホロライブ3期生1stライブ 『HOLOLIVE FANTASY 1st LIVE FAN FUN ISLAND』

 今年後半に入り、ようやく有観客ライブが実現したホロライブ。昨年1月の1st fes『ノンストップ・ストーリー』からほぼ2年、当時の豊洲を知る人も激レアさんだと思います。

 9月20日に発表されたホロライブ3期生1stライブは、無事11月25日に開催され、私にとっても初めてのホロライブのリアルイベントでした。

 これまで初音ミクのライブに6年間、延べ30公演以上参加してきて、念願の、本当に念願のホロライブの現地ライブ。ご時世もあり無声ライブとなりましたが、マリン船長のファン、3期生のファン、そしてホロライブのファンが集まった会場がどんな様子だったか、写真多めでお送りします。

ハレの日

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本当に雲ひとつないお天気

 当日はよく晴れ、並行開催のコラボカフェ出張キッチンカーも営業していたので、その周辺は開場・開演までの時間を過ごすのにうってつけでした。開場まであと5時間、ここをキャンプ地とする。

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反対側から見るとただの黒いバン

 現地で落ち合えた宝鐘の一味の方々と、コラボドリンクを手にしばしのひととき。「マリンのびやく!」と注文すると、会計のお姉さんが「マリンちゃんひとつ!」と返してくれます(笑)ランダムのコースターはデフォルメマリン船長でした🥰 

 おやつの時間を回ると徐々にキッチンカーにも行列ができはじめ、女性のお客さんがずいぶん多いな?とは感じていました。まさか通りかかっただけでコラボドリンクに手を出すとも思えず、一緒にいた方々と首をかしげていました。まだこの時は。

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現実に降り立ったホロライブファンタジーだぁ…

 少し散歩して水道橋駅の駅広告も見れました。札幌の街の雪ミクとか、こういったリアルな空間と好きなコンテンツが溶け込んでいるの大好きです。まぼろしじゃなくて本当に開催されるんだなあと一番ワクワクする時間。

一味との邂逅

 さて、宝鐘海賊団でありドールオーナー、そして幸運な現地民となれた自分に出来ることは、きちんとその存在をアピールすること……目印になったら良いなと、ゴスロリ衣装のマリン船長を準備しました。

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つよつよ目印。バッグは新調しました

 やはり宝鐘の一味だからでしょうか、赤い色に飢えていたようで(ウシか?)、一人、また一人、たまに二人で遠くから一直線にこっちに向かってくる。だんだん広がる一味の輪=オタクの円陣。現地に参加することを知っていた方々と、8割は会えました。一味は実在しました。いつメン、おぼえた。

 本当に嬉しかったのは、生でDD宝鐘マリンを見てもらうことができたことです。写真でも魅力を届けられるように努力していますが、それなりの大きさを持つドールの魅力は、目の前に在ることだと思っています。触れられるし、空間を共有できるんですよね。かわいいかわいい言ってもらえて、うちのこもまんざらでもなさそうでした。

 余談ですが、東京ドームシティホールのエントランス付近は列形成場所であり通路でもあったので、待ち合わせなどには使わないようアナウンスされていたと聞きました。行き場を失ったライブ参加者の一部がちょうど通りかかる場所に一味っぽい集まりが居て、目立ってたとかなんとか。ソーシャルディスタンス保ちながら、さぁ群れよう。

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写真左に見えるのが東京ドームシティホールのエントランス

 徐々に日も傾いてきて、開場時刻が迫ります。ちょっとトイレを探したくて親切なフォロワーさんとうろうろしていて、東京ドームシティの向かいに来てしまったので一枚パシャリ。待機列ができてきています。右上の木々の奥に見える黒いのがキッチンカーですね。

東京ドームシティホール!

 お会いした皆さんにお話を聞く限りだと、これまでこういったライブに参加したことが無いという方が大半で、ホロライブの配信から入った人が見る現地ライブ、どんな感想を抱くのか本当に気になりました。世が世ならアフターで感想聞きたかったです。語る機会が欲しい。

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エントランスの電光掲示板エモ

 私にとっての東京ドームシティホールはとても神聖な場所で、今回初めて入るのに、その形を記憶するほど見てきました。2012年に開催された「ミクの日大感謝祭」、その映像でボカロが歌うライブを知り、ブルーレイを取り寄せ、ハマっていった原点です。

 同じ舞台にホロライブが、それも最推しである宝鐘マリンが立つ。絶対に行きたいしこの目で見たい、空気を吸いたい……たった1回の公演です。願っても1次抽選は外れ、2次抽選も外れ。倍率が数十倍から百倍ほどに達していたのはご存知のとおりです。結局手に入れたのは、最後のチャンス、絶対ムリだと思っていた一般販売でした。

入場

 入場手順は、①COCOAアプリの確認→②検温→③チケットの入場処理(靴消毒)→④手指消毒、という流れで、事前に注意事項を隅々まで読んだ上で不安だった、手荷物のサイズオーバーなどがなくて安心しました。

電子チケットでも手元に残したい派

 座席は3階バルコニーの5列64番、センターが60-61番ですので、ほぼど真ん中から見渡しやすい場所でした。現地組から聞いた内容を集めた推測ですが、1次抽選でアリーナ、1次または2次抽選で各階バルコニーの前列、一般販売で各階バルコニーの後列が販売された感じかもしれません。

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上手側の音響スペースから撮影

 場内を散策し、開演前であればOKということ上手側の音響スペースから撮影させていただいた一枚です。東京ドームシティホールは、すり鉢状というにはさらに角度が付いており、コップ状と言って差し支えない形状をしています。そのためステージと客席の距離はどこからでも近く、明かりがついていればどの客席の表情も見えそうです。

場内アナウンス

 入場開始から30分、ホロライブファンタジー5名の場内アナウンスが入ります。その内容で驚いたことがふたつ。

 ひとつは、携帯電話がマナーモードまでの指定だったこと。公演中の携帯電話の使用は常識的に考えてNGなわけですが、現行のルールだと電源OFFまでの指示はしないものなのでしょうか。ちなみに3階バルコニーから見えた範囲では、公演中にスマホ取り出してた人は見かけませんでした。まあ、そうよね。

 もうひとつは、座席から立ち上がっても良かったこと。着席オンリーと勘違いしてた。これは私のような元からのライブ勢には非常にありがたい限りです。但し慣れていない方々にはハードルが高かったようで、アリーナ席でライブ中に立ち上がっている方は1割も見えませんでした。最前列ただ一人立っていた男性に大きな拍手を送りたい。

 さて、ここからは公演の楽曲パート、トークセッションの思い出です。配信チケットも購入しましたがまだ全編分のスクリーンショットが撮れていないので、セトリやシナリオについては余力があったらまた後日。

楽曲パート

 始まってから気付きましたよね。飲み物持ってくるの忘れたことに。マリンのびやく!注入してなかったら危なかった。ライブ初参加のフォロワーさんも仰っていましたが、そう、ペンライト振るのって体力使うんですよ。ペンライトの重量は100gくらいしかありませんが、1楽曲につき約200回バンザイをする、あるいは布団叩きをする感じです。私はライブの2週間前から体を作り始めるくらいです。

 あえて触れると、現地客が入っているのにカメラワークを使った演出で、なおかつ楽曲パートとトークセッションがシームレスに繋がっていなかったため、楽曲のライブ感は無かったですね。そしてアリーナ前方の人から話を聞いたところ、カメラワークによりキャラクターがとんでもなく大きいので、首が痛かったそうです…(笑)ライブだから、目の前に等身大の3期生が居るものを想像しますよね、ほんと、それはそう。

 音響は十分に調整されていて、音圧を皮膚で感じるのは本当に現地の醍醐味です。配信映像ではあまり伝わらなかったかもしれませんが、エンドロール楽曲の「美味しいお肉が食べたいの!」のトラックの作り込みが会場音響にマッチしていて、めちゃめちゃにブチ上がってました。もう一度聴きたくて配信版見たら会場全く映ってなくてワロタ。(全体的に言うと公式ツイートの会場写真も下手で、雰囲気を残す・数を撮影する・厳選する技術をしっかり磨いて欲しい)

 皆さん気になっている「Ahoy!! 我ら宝鐘海賊団☆」は、声出せない!よりは楽しい!!が勝っていて、音響の力と心の声とペンライトでやり切りました。「撃てー!!→ブヒィィィ!!」のところやっぱり会場映ってないじゃん!せっかく現地頑張ってたのにw。1本も余すところなく真っ赤に染まったペンライト、合いの手で波打つ会場、この曲はまた何度でもライブしたい。

 私の居た3階バルコニー中央後列は本当にノリの良い人達が集まっていて、全身で楽しんでいる人ばかりでした。アリーナの人から話を聞くと、やはり空気の読み合いで立ち上がれなかったと……今日を全力で楽しまず、いつ楽しむんです!まあ、ほとんど映らなかったんですけれども。映像として残す上での課題ですね。

トークセッション

 その光景が面白かったので正直に書いてしまいますが、課題のポーズがなかなか揃わないときの会場の空気がめちゃ辛かった(笑)。それもそのはずで、笑い声を上げられないからもうどうしていいかわからない。「草」コメントが恋しい。トークセッションの反応を客席からステージへ返す手段が確立していなかったので(拍手してみたけど広まらなかった)、前説があったら良かったかもしれません。

 無声ライブにより客席の反応を返す手段を奪われ、ぶっちゃけトークセッションと楽曲パートで外人4コマみたいになってた現地民でした。

 最大の驚きをもって配信にも伝わったのは、何と言っても女性率の多さでしょう。キッチンカーのくだりでも触れたとおり、コラボドリンクを購入しているのが女性だらけだと肌で感じていましたが、ペンライトの赤/青で分けるとビジュアル化されてさらに衝撃的でした。メスガキ一味本人達もびっくりするほどです。

 池袋サンシャインシティのコラボカフェに足を運んだ後日談です。カフェの客層は男性がほとんどでしたが、カフェ前を行き交う人々で足を止めるのは女性ばかりでした。写真を撮っていく人もたくさん。マリン船長は「船長ジャニーズか?」と仰っていましたが、その活躍ぶりやグループとしての”映え”は、まさに正統派アイドルグループ、もしくは近年の戦隊ヒーローみたいな人気の形が作られていそうです。だってかっこいいもの。

3期生ライブを終えて

 マリン船長、ぺこちゃん、るーちゃん、ふーたん、ノエル団長、ホロライブ3期生が彩ったステージ。普段は目と耳で体験させてくれる彼女らが、味や匂い、感触も届けてくれた最高の1日でした。

 1stライブは、文字通り1回しか無いものです。ご時世によって客席数が半減したわずか1公演、参加できて幸せです。この場を借りて、お祝いしてくださった宝鐘の一味の皆様、海賊団スラム街Discrodの皆様、現地でお会いできた皆様、フォロワーさんに大感謝です!初音ミク界隈では人の後ろに着いて行っていた自分が、こんなことになるなんて。

 演出面でも、リアルライブに寄せていくのか配信向けに寄せていくのか、試行錯誤は伝わりました。こんなことをやりたい、あんなことをやりたいを実現するために、ホロライブのノウハウとして未来に繋がっているからこそずっと将来も見返したい。円盤発売待ってます。

やりたいこと、やりつくしました



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