一周回って、訪問介護に戻った理由を書いてみる。
違う仕事をしていた時期が何度かありながらも、気がつけば通算今年で介護の仕事に携わり、26年目となる。
前職がぬるま湯の某老人ホームであった事は、何度か書いているが
私が何故このタイミングで、某府から隣県までわざわざ通っていたのをやめて、居住地の某府隣市、ようは地元に戻る形の通勤をする事にしたのか、何故色々やってみて、訪問介護に戻ったのかを書いておきたいと思った。
ぬるま湯ホームを辞めた理由は、運営が杜撰で経営譲渡されたが、譲渡先の首脳陣がオハナシにならないお方達ばかりで、さらに先が見えず、ひどくなった事、それに加えて、リーダーを向き不向き関係なく年功序列制で自動的にならせていた事、仕事内容自体はそうハードでは無いはずなのに、仕事しないヤツやすぐにタバコ吸いに行くヤツが多くて、皺寄せがこっちに来る事、管理者がリーダーシップを取らない事等…、上げればキリがない。
一番確定的だったのは、そんなしんどい中、潤滑に行くようアシストしていたのに、一向に給料が上がらない事、年功序列のリーダーが間違った事をさも正しいかのように伝えて、施設内の常識にしてしまっていた事。
これが、打ち消しても打ち消してもまた変なルールを設定する。管理者も何も言わない。
白を黒だと言い張るくらいならば、まだかわいいものだが、白を豹柄だ、くらいの違う事ばかり。どう足掻いても、シロクマはヒョウになるわけないじゃん。誰しもが分かってるはずだ。
他の職員も、わかってるのだが間違いを指摘して報復が来るのが怖くて面倒なので、もう何も言わないからリーダーは余計にやりたい放題。
一番ドン引きしたのが、下剤が効きすぎて、トイレから出て来れない体調不良の入居者の清拭と足浴を、その方の居室内トイレの中でやってしまう愚かぶりであった。
何故、トイレから出て来れない状況をナースに相談したり、下剤の調整を依頼したりできないのか?
とりあえず、時間通りにやったら何でもいいというこの図式が、入居者を人間として見ていないと感じ、このリーダー(全部で5人居た中の1人)の頭をスイカ割りのようにしてやりたい衝動に駆られるのを、抑えるのに必死だった事は言うまでもなく。
貴方達、家族様の前で同じようにできるのか?と問いたい。私はできない。いや、居なくてもできません。自分だったら、トイレで裸にされて身体拭かれるのなんて、嫌だから。何で自分がされて嫌な事を入居者にするのか?意味わかんなくね?
そんなヤツとチームワーク?頭いかれてんじゃね??チームとも思えないし、一緒に仕事したくない。悪い事だとわかっていて、自分の休憩時間確保を最優先に考えるヤツが許せない。
また、こんな惨状を日々伝えているし、改善できる範囲は頑張って良くしていこうとしているにも関わらず、事実上傍観していて、ほったらかしにしてる管理者が許せなかった。
改善していこう、頑張って少しずつ変えて行こうと思ってたが、トップをはじめとして、皆がそんな気が全く無い。口では綺麗な事を言っていても、行動に出ない。やる前から無理、面倒だ、なんてすぐ言う。
いつしか、ここに居たら自分がダメな人間になる、頭がおかしくなる。と思うようになった。
一方、久しぶりに夜勤もしていたがアラフィフにはなかなかキツかった。ずーっと夜勤をしていて、身体に染み込んでいるならまだしも、思った以上に明け休みでは体力が回復せず、家の事が殆ど出来ない人になってた。
また、ローンがあり、返済にお金が要り用だったが、完済の目処が立ち、必要最低限のお金があれば良くなった。
家の事ができて、家から近くて、基本一人でやれる仕事と言えば訪問介護だった。
給料は安いが、夜勤もないし週休2日。
体力にゆとりが出れば、勉強する時間も作れる。
今年はしっかり性根を据えて、介護支援専門員の資格を取り、来年は労務管理をしていた経験を活かし、社労士の資格を取ろうと思い立った。
いつかは、何かの形で独立した仕事をしたいと思っているが、それはまた、資格が取れてからお話をしていこうと思う。
訪問介護は、一人が責任を持ち高齢者のご自宅で仕事をする分、きちんとできていなければすぐに見抜ける。あの人に来て欲しくないと、苦情になるパターンも多く、非常にシビアな業種である。一人でやるからと言って、手を抜く事は勿論できない。
プレッシャーは大きいが、仕事をしないヤツに対するストレスは無いし、人間関係も、そんなに密に関係性を持たず、濃くしなくて良い。
人間不信の私にはうってつけである。
訪問介護だと、単価が安いからこそ、遠方に通う価値は更に無くなる。通勤は大変になるし、土地勘のないエリアでルートを覚えるのも、またまた大変。地元ならば、行き帰りの裏道を把握してるし、色々運転時間短縮の工夫もできる。
近隣にした理由、訪問介護を最終的に選んだ理由は、そんなシンプルな事。
長々と色々書いてしまったが、
今年から、自分の残り人生を、大切に生きる事を心がけていく所存であります。
とりあえず、この話に関しては資格を取ってから次の事を書きます。。。
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