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妊婦×子連れのマイノリティ側に来てみて触れたのは優しさのサクマドロップスだった🍬

妊娠9ヶ月、ベビーカーで1歳半の息子を連れて電車に乗っていたら、 「お腹も大きいんだし、座らせてもらったら??」 と電車の中で声をかけてくれたおばさまがいた。 (おばさま自身は立っていて、優先席にどっしり座っているサラリーマンに聞こえるように明らかに大きな声で声をかけてくれた) その時、『あ、そういえば私って今、妊婦×子連れという二重マイノリティなんだ!この優先席のマークの5分の2を1人で制覇してるんだ!』と思い出した。 よく、育休中、社会や大人と断絶されて孤独感を感じる

    • 女の30代、「自分の人生の舵を捨てる」という生き方も楽しいかもしれないという話

      女の30代は常に決断の淵に立たされている 結婚するのかしないのか、仕事を続けるのか続けないのか、子供を産むのか産まないのか、いつ産むのか、何人産むのか。 どういう決断をするかで割と人生が変わる。 「大袈裟な」と20代の時は思ってたけど、いざ30代になり決断の淵に立たされると、思っていたより、この取捨選択それぞれの道の先に、違う未来が広がっていると感じた。 自分の人生の舵を自分で取れないのが30代なのかもしれない 現実的に、結婚する相手の経済力や忙しさによって自分の生活

      • 『目的意識』の正体。ーマナティの研究と東京という街を考えていて思ったことー

        この前、TVでマナティという動物を研究している人の特集をやっていた。 その人はとにかくマナティが大好きで、朝から晩までマナティのことを考えて文字通り世界中を飛び回って研究していた。 そして、こんな事を言っていた。 「日本だけですよ。その研究は何のためになるんですか?って聞いてくるの」 なんだか、とても心に残った。 何日かして、ふとTikTokに山中伸弥教授のインタビューが流れてきた。 今はタンパク質の研究をしているそうで、教科書的に解決されたと言われている仕組みを本当に

        • 『母は死ねない/河合香織』を読んで浮かんできたこと。

          母になるとはどういう事なのか。 結婚したその日に夫婦になるわけではないように、子を産んだその日から母になるわけではない。 人の数だけ母親像があり、不思議と人は皆それが正しいと疑わない。 夫・妻という関係性も親・子という関係性も最初からあるわけではなく、ちょっとずつ糸を紡ぐように作っていくもの。 母も最初から完全無欠な母であるはずはなく、自分の母親像をベースとして、経験や知識で色づけ、形づくっていくものなのだろう。 そこに正解はない。 自分の持つ時間や想い全てを子供に手

        妊婦×子連れのマイノリティ側に来てみて触れたのは優しさのサクマドロップスだった🍬

        • 女の30代、「自分の人生の舵を捨てる」という生き方も楽しいかもしれないという話

        • 『目的意識』の正体。ーマナティの研究と東京という街を考えていて思ったことー

        • 『母は死ねない/河合香織』を読んで浮かんできたこと。

          『街とその不確かな壁/村上春樹』を読んで浮かんできたこと。

          人は喪失感とどう決着していくのか?を問われている気がした。 大事なものを無くしたある時期、私は自分が自分ではない感覚で生きていた。 もしかしたら、その時、私は影だったのかもしれない。 何かを喪失した時、失くしたものとの大事な思い出の中に生きたいと思う。 現実の自分が現実を生きていくのを直視したくない。 失くしたものとの大事な思い出と決着すること、それを心から望む事は、すごく難しい。 大事な存在を失う喪失感 この世界から求められていない孤独 ぽっかり穴が空いたままの心 自

          『街とその不確かな壁/村上春樹』を読んで浮かんできたこと。