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Day45 藤浪復活の兆し

サルです。

私は関西出身で父親の世代からこてこての阪神タイガースファンです。

2005年以来優勝から遠ざかっておりますが、それでも監督やコーチの変化、選手の成長やトレードなど、毎年楽しみにペナントレースを見ております。

そんな中でも、やはりドラフトで入団した選手には一際愛着を持っており、甲子園のスターで、大型新人であった藤浪晋太郎投手には並々ならぬ関心があります。

今日は完全なる野球トークですが、お付き合いください。

藤浪選手は、高校野球の名門大阪桐蔭に入団し、二年生からエースとして活躍し、2012年の甲子園大会で春夏連覇の偉業を達成しました。

高校時代から190cm以上の長身から160kmに近いボールを投げる大投手として甲子園を騒がせ、鳴り物入りで2013年阪神タイガースに入団します。

2013年のデビュー以来3年連続二桁勝利という偉業を成し遂げ、久々に阪神生え抜きの大エース誕生かと胸が沸きましたが、その後イップスに陥り、成績を急激に落とします。

彼は右投げの速球派の投手ですが、時々球が抜けてしまうことがあり、その速球が右打者に当たり、骨折などの怪我や頭部への危険球など、問題になることがありました。

特に広島カープの黒田投手への死球では、相手が投手であることもあり、また気の強い黒田選手であったこともあり、大変な問題になり、藤浪の精神に大きな打撃を与えました。

それ以降、コントロールが急激に悪化し、死球癖という不名誉な癖まで付いてしまい、暗黒時代へと突入します。

長い二軍生活を経て、今年ようやく1軍復帰を果たすことができましたが、今年のシーズン開始前にはコロナへの感染、その後、練習に遅刻したことで二軍落ち、一軍復帰戦でも冴えない投球をしてしまい、一勝を挙げたものの、その後大失点KOで、再起はないかな…と思ってしまいました。

正直、阪神では立て直しが不可能で、トレード不可避か…と悲しい気持ちで見ていましたが、阪神での第二のコロナ禍の影響で、期せずして一軍への再復帰を果たします。

そして、これまでは先発での出番がほとんどでしたが、中継ぎという短いイニングでの登板が増え、先日の試合では初のホールド、そして今日も160kmの豪速球を投げて2度目のホールドという復活を果たしました。

またこの試合では、高校野球時代、藤浪と何度も対決したもう一人の甲子園のスター北條のファインプレーもありました。

これも高校野球、そして阪神タイガースファンとして、涙無しでは見られない名場面ですが、これはまた別途書きたいと思います。

藤浪投手は、甲子園のスター、阪神でもスターの素質を存分に発揮した時期があったこともあり、ファンからの期待値が異常に高い選手です。

そのため、悪い成績が続くと信じられないほど叩かれて、過剰な報道によりトレード不可避などといった記事も多く出てしまいます。

ですが、今日の藤浪の活躍に対するファンの反応を見ると、やはりみんな藤浪投手のことが大好きなんだなと感じました。

甲子園で春夏連覇した怪物で、プロでも一部の選手しか到達することができない160kmの速球が投げられる偉大な投手は、みんな憧れ、愛し、応援したくなるのは間違いありません。

人に夢を与えられ、そして応援されるというのは確実に一つの才能です。藤浪投手には是非復活を果たして球界を代表する投手に返り咲いてほしいと思います。

…あと55日…


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