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『なりたい』と『やりたい』の違い

ある動画で声優の津田健次郎さんが
声優のなり方という話の中で、
自分が印象に残ってる言葉として

絵描きになろうとする奴は絵描きになれない。
絵を描きたい奴が絵描きになるんだ。

と話されていたのがすごく心に残っている。


『なりたい』と『やりたい』って
ごっちゃになりがちだし
夢や目標ってどっちかというと
[なりたいもの、なりたい姿]を想像する。


だけど、そこには違いがはっきりあって、

「〜になりたい」

「〜したい、〜をやりたい」

は、同列に存在するんじゃなくて
やりたいを積み上げた先になりたいものがある。

なりたい、は視点が未来に。
やりたい、は視点が今になってる。
のかなと。


もちろん、なりたいっていう気持ちはめちゃくちゃ大事。だし、
そう思ったことを否定するのはもったいない。

ただ、『なりたい』だけを原動力とした場合
大変なのはモチベーションが続かないんだと思う。

上手くいってる時は気にしないだろうけど
何か上手くいってないなぁって時には
上を見上げて未来ばっかり見て
心が今に向いてないんだと思うから。

そんな時には、「自分なにやりたいんだっけ?」
「そもそも、なりたいものになってどうしたいんだっけ?」
っていうそこに存在する原点を振り返って
心を今に戻してあげるのが大切
かもしれない。


やりたいっていう欲求は誰しもが持っている

「お腹が空いたからご飯食べたい」
「お風呂に入りたい」「寝たい」「ゲームしたい」

みたいな日常生活あたり前なことから
ちゃんと存在してるはず………なんだけど、

それが当たり前になりすぎてて
わざわざ意識はしていない。
(あぁ、自分これしたいんだぁって。)

多分、津田さんがおっしゃったみたいに
やりたいことが明確にある人は
この「食べたい」「寝たい」と
同じ感覚でいるんだろうね。

だから、やる。スタートする。

いや、その人たちにとってみれば、
「気付いたら寝てた」とかと同じで

気付いたら始めてた、
やりたい気持ちが抑えられない、
それを抑圧されるのが辛抱ならない、

っていう方が正しい。
衝動に近い感覚なんだと思う。
何をおいてもまずそれをするのが最優先。


でも、そんな人ばっかりじゃない。
やりたいことばかりで溢れて
大きなエネルギーを持ってる人だけではない。

僕だってそんな衝動的な情熱をもってやりたいことはないし
やりたいことが分からなくなることもザラだ。

でも、やりたいと思ったことをできたら楽しい!
という思いはめちゃくちゃある!


だから、ここでもう一つ大事なのは
夢や目標みたいな大きな欲でなくても
日常のちょっとした「今何がしたい?」の
感覚を自分でもつことが大事なんだと思う。

自分と向き合って自分が何をしたいかは
それを見つけ、叶えてあげることで
自分を満たすことにも繋がるだろうし

どんな場合でも出発点になることだから
その思いを再確認しておくことは
いろんなことに役立ちそう。


そんなことを繰り返してる内に
もしかしたら
心がオープンになってきて
大きいやりたいことが出てくるかもしれない。

だから、自分が分からなくなったら

「自分は何がしたい?」かを聞くことを大切に。
「やりたい」「したい」を大切に。



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