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オープンDの音色を追って 39 ~マークとトミーの子ども時代のお気に入り曲~

(約5分で読めます)

 祝・ボーカル復帰。

 11月30日、愛媛県の小坂忠ゆかりのライブハウスから活動再開です。
 あとは順調に年が越せるに違いありません。

 先ごろの『ラジオ深夜便』でのトークでは、こう言っていました。
「この年になると、皆さんいろいろ生きてきて、年を重ねて今がある、という歌がけっこうあるんだけど、『今』を歌いたい。これから自分は何に向かっていけばいいのか。明日のことを考える歌になっていった方がいいんじゃないのかなと思う」
 ……素晴らしいですよね。
 私は阪神淡路の震災にあってから、今日が明日につながっていると思えなくなっているので、そういう希望は持てないのです。でも、ボーカルより年下なのにしょぼくれていてはいけないなと思いました。

 ところで。
エリック・クラプトンのギターがオークションにかけられて、127万ドル(約1億8700万円)で落札されたというニュースがありました。
 ギターの名は「ザ・フール」。オランダのアート集団「ザ・フール」に由来し、1967年のクリームのアルバム『カラフル・クリーム』のレコーディングに使用されています。このギターはジョージ・ハリスンに贈られ、ジョージが他界した後にはまた別の人の手に渡っていました。
 エリック・クラプトンは長い間ギターの寄付をしており、そのうちの一本はエド・シーランが所有しているそうです。
 トミーにも譲ってくれる可能性が高そうだな、と思ってしまいます。

 トミーといえば、ゴジラという名のロックバンドをやっていたことがありましたよね。
 それだけではなく、ヒーローものがお好きだったのかな? と思うこともありました。
 レコードデビュー前のGAROのレパートリーには『月光仮面』があったのです。

まだオリジナル曲が無い頃 ガロ は トワエ・モア の前座としてもステージに立っていました

その時 もう1つの グループ →渡辺プロ の ザ・シュークリーム もいましたね
メンバーは→ 清水クーコ/ホーン・ユキ/北原由紀/甲山暁美

トワエ・モア & ガロ & シュークリーム
このパッケージで各地を演奏旅行していたのでした

演奏曲は もちろん CSN&Y

でも、これまでの日比谷野音や ロックコンサート と違い、客層が高かったせいか CSN&Y は全然受けない(笑)

何?その曲(:_;)何、歌っちゃってんの? さっぱり解りませんけど.....

と言う会場の雰囲気でしたね

トワエ・モア の マネージャー から どうしたら受けるか少し考えなさい(-.-;) と言われ...
考えました...うーん...3人で考えました....

でもいい案が見つからない.....

      とその時 トミー の口から良案が飛び出します

       そうだ! ムーンライト・マスク にしよう!!

うん!そうしよう!....二人ともその案に乗ります

イントロ で トミー がリズムギター を♪ マーク が リード を♪ そして三声で ハモって歌いました!♪

そう 誰もが皆、幼い頃憧れ、胸ときめかせたあの ヒーロー!

マント の代わりに風呂敷を首に巻き
お父さんが サングラス を持っていれば サングラス をして
パタパタ とエンジン音がするように自転車の タイヤ に ボール紙を挟み
右手は エンジン を噴かすがごとく、アクセル(ただのハンドル) をくるくる回し
悪者(ジャンケンで負けた友達) を今日も追いかけるのでした!

その タイトル は 「月光仮面」!

歌い終わった後 トミー が一言.....→ 「ムーンライト・マスク でした」

その瞬間 会場が、どっと沸いて ガロ 三人 満足げに微笑むのでした(笑)

MARKWORLD_blog  2012.06.03 | 今週の一曲 53

 上記のblogの記事には、そのGARO版月光仮面の音源へのリンクがあります♪
 マークは5歳の頃、お兄さんに連れられて小学校の校庭での映画上映会に行ったそうです。
 そこでかけられたのは『紅孔雀』。
 戦国時代に「紅孔雀の秘宝」の謎を解く黄金の鍵をめぐって、那智の小四郎が悪者と戦う活劇です。
 マークはその主題歌がお気に入りだとか。
 ボーカルも子どもの頃『まぼろし探偵』や『白馬童子』の主題歌が好きで歌っていたといいます。
 三人とも、オタクということではなく、普通に少年らしく冒険活劇を好んでいたのでしょう。
 余談ですが『月光仮面』は、『Rockin' on the月光仮面』としてTM NETWORKの前身グループ・SPEEDWAYも歌っています。

SPEEDWAY『Rockin' on the 月光仮面』

 

 GAROファンの先輩のblogで知った、甲斐バンド等のギタリスト・田中一郎のYouTube番組。
 こういう思い切りギターを語る番組、トミーにもやって欲しかったです。

 6分くらいから、ギタリストとしてのマークとトミーの違いを弾いてみせてくれています。
 わかる気がする!
 それから、マークのエフェクターに関するエピソードも少し。
 インタビュアーが思わず「かわいい」と言ってしまうほどの天然ぶりです。
 そうか。マークって、かわいかったのか。

 
 現在、実験的に、AIに情報を与えてGAROのメンバーを描いてもらっています。
 マーク(第28回に掲載)、ボーカル(同・第34回)ときて、最後はトミー。
 難関です。
 なかなか似ません。
 どうですか?

トミー from AI
トミー from AI

 長髪を女性の特徴ととらえてしまったり、パーカーのフードとして出力してしまったりするみたいです。

(つづく)
(文中敬称略)

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