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一緒に料理をつくりたい

3月から大阪で一人暮らしをはじめたので、今週末は約3ヶ月ぶりに実家に帰っている。

帰りたいなと思って帰ってきたというよりも、マイナンバーカードの受け取りや病院の定期検診などがあり仕方なくといった感じ。

もちろん犬たちに会いたかったし、自分の部屋は落ち着くし、おいしい食材がいろいろと揃っているからとても過ごしやすい。

でも、家族とあまり仲良くないしな、家にいて居心地が良くて心地いいとは思えないしなと思っていたし、今も思っている。


そんな中、今日の夜ごはんの一品にホタルイカがあった。
マンションの下にあるコープには、いつも一人暮らしには多い量で売られていたから食べたいな〜と思いながら買えずにいた一品だ。

そんな食べたかった食材が食べられる〜と思っていたら、
母親に「目をとって」と言われた。
「え、目をとるってどういうこと…」と聞くと、
「そんなんも知らんの。この白い目と黒い部分をとるんやん」と言われた。
「へえ、はじめて聞いた」と言うと、
「ちゃんと料理してへんの、あかんな〜」とかいろいろ言い返された。

まあそれは想定内で、いつも通り「そうよね、あかんわ」とか適当に受け流して、でもそっからいろいろと言われて平和には終わらなかったけど、また言ってるわと心を毒されないようにしておいた。

それでも、この「ホタルイカの目はとる」ということを
母親から教えてもらったことが嬉しかった。

今まで料理は高校の寮の朝ごはんをつくるときに周りの人たちに教えてもらったり、調べたりしてできるようになっていった。
母親から料理のつくりかたを教えてもらったことは記憶にない。


一人暮らしをしている今も、食べたいけどつくりかたがいまいち分からんものはスマホで調べてつくっている。

そんな中、人から教えてもらったり、一緒に料理ができるってすごいいいなと思った。
特殊っぽいうちの家では、母親と料理を一緒にするまではいかなかったけど。

調べたらどんな情報でも出てくるのではないかと思えてしまうような世の中でも、いろんな人たちと一緒に料理をする時間を、環境をつくりたいなと思う時間だった。

いつか母親とも、一緒に料理ができるような関係性になれるといいな。


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