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育児から学んだ時間の使い方の大切さ#66

「こんなにうまくいって良いのか」、って思うほどここのところありがたいことに仕事が順調だ。

この5年間を育児中心で、仕事は細々としかしていなかったからそう思うのかもしれないが、ライターも音楽の仕事もこれ書いてください、こんな音楽を作ってくださいという依頼をいただく。本当に感謝しかない。

納期が短かったとしても時間の使い方に関してはこの5年間で相当鍛えられている。
自分の時間がないのも全く気にならないし、というか自分の時間なんていくらでも捻出できる。授乳とおむつを替えていた生後1歳までの時期に比べれば、今の状況は時間に余裕があるといえる。

なので「タイトなスケジュールなんだけどできるかな?」と言われると、俄然燃える。やったるぜ!的な。

じゃあどんだけ生後1歳までの時期が忙しかったのかといえば、個人差があると思うがわたしにとっては一番ツラい時期だった。特に第一子である長男は、精神崩壊するんじゃないかというくらい追い詰められたこともある。

長男はまあ本当によく寝ない子で、第一子なので神経質になったことがさらに自分で自分を苦しめた。まさに悪循環。
周りを見るとみんななんだかすっごいキラキラした育児をしていると思っていたけれど、あとからいろんなママに話を聞くと似たような気持ちで毎日闘っていたことを知る。

次男の時にはそんな神経質さはなくなっていたので、寝ないなぁと思ってもいつか寝るだろうって気持ちの余裕もあった。
がしかし、長男の幼稚園入園と重なって、送迎で朝に送ったかと思えばすぐにお迎え、というような毎日でそこからバタバタと2年間が過ぎた。

そんなわたしの経験が、何かに役に立つとは思っていなかったのだが今まさに時間の使い方は産前に比べると上手になったなぁと思う。
仕事の〆切は一切遅れたことはないが、急な案件でもしっかりとスケジュールを組んで納品できるのはそんなコツコツとした積み重ねと意識があるからだと自負している。

何一つ無駄な経験なんてない、という言葉をよく聞いていたが、育児でその言葉をまさに痛感した。
この経験は何にも替え難い。子供の可愛さと同じくらい大事にして、ビジネス面での強みとして闘っていこうと思っている。



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