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旧敵国条項

旧敵国条項に関しては昔から知っていて、矢部さんの書籍のどれかで読んだ。山本太郎が演説してたから、あー久しぶりだなって思って。

この書籍も売れに売れまくった有名な講談社現代新書だ。みんな読んでる、みたいなイメージなんだけど、いまだ旧敵国条項を無視した演説があふれかえる。

旧敵国条項とは、

まあこんなかんじで、日本が武力を持って他国攻撃した時点で安保理の国々からいきなりミサイルぶっぱなされる、というやつだ。国防はまずこの敵国条項を国連と交渉して外してもらわないと議論ができないんだけど、日本国内の場合、植民地じゃないってことになってるんで、それを無視して武装しよう、みたいな話になってしまう。

わかってて言っててもわかってなくて言ってても政治家としては役立たずだ。

そういうのが多すぎて、なんかすべてをほおりだしたい気分になるんだよねえー。もうムリ。もームリだ。なんだかつかれた。

なぜそんなにかたくなに植民地だって見たくないのだろう。私はもともとフェミニストなんだけど、女性差別があるっていうと火傷をしたかのように手を引っ込めて怯えてしまう女性が昔は多かった。私は、「女性差別があるっていうと怯えてしまう女性」の気持ちがよくわからない。こっちが差別されるほう、被害者のほうなんだから、こっちが困ることは無いと思うんですが。それにすごい似てて、「日本実質的に植民地だから政経にその影響色濃いんだよ」って言ったときに、怯えてしまう日本人の気持ちがよくわからない。

見たくない、みたいな気持ちがよくわからないんだ。被害受けてるんだったら、被害受けないようにしたほうが、自分もいいし、子孫もいい。

何故だ。

えらいひとから怒られる、みたいな感情なのだろうか。たしかに怖いことは怖いんだけど。ずっと差別されたり、虐げられてたりするほうが困るしなあー。徐々に改善していってもらいたいんだが。ゆっくりとでいいから。だってもうとっくに敵国条項解除できてないの、日本だけだ。なぜ他国は全部ができて、日本にだけできないの。そっちのほうがおかしい。他国が全部まるっと出来てるんだから日本だって出来る。

全然そういうのを見ないふりして、自己啓発の本を読んで、頑張ればイケる!みたいなのよりも、よほどこういうののほうが希望が見える気がするんだよ。希望の光だ。だって、向き合いさえすれば、時間はかかってもいつかは抜け出せるんだ。現実逃避してたら暗闇から抜け出せない。数百年かかろうとも。

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