見出し画像

オンライン講座

某オンライン講座でイラストを習ってんだが。その講座で描いてた先生の絵を真似て描いてみている。

もうこの歳になると、先生がだいたい年下。編集さんもだいたい年下だ。年下になんでも教わらないとあかんお年頃だ。

絵に関してはほんと難しくて、「あんまり新しい、若い子っぽい絵を描くと、読者さんが気が引ける、というか、ついていけない、みたいな気になるらしく、だから少し古くて野暮ったくてもいいんですよ」と編集さんに言われたのがもう数年前だ。なんかその気持ちもわかる。私はもともとあんまり絵に頓着がないほうなんだが、それでもやっぱり少し上か同年代の人の描く絵が好きな気がする。いや、10歳くらい若い子の絵も好きだが。それ以下になってくると、だんだん微細な見分けがつかなくなってくるんだ。すみません。単なる加齢。加齢です。うちの祖母がよく、「漫画絵の見分けがつかない。みんな同じ絵に見える」と言っていた意味がよくわかるようになってきた。世代が離れると感性が違いすぎて興味が持てなくなってくるから、微細な見分けがつかないんですよね。年齢が相当離れてても、感性が近い、面白くて大好き、みたいな人はわかるだろう。

絵に関しては、私は「いつもダメって言われている気がする」と言う感じだ。若すぎてもだめ、古くてもだめ、と言われている気がしてくる。ダメダメ言われすぎて逆にダメと言われることにすっかり慣れてしまった。あちこちからダメダメ言われようとも、精進するしか方法がないので精進してる。癖がある、と言われがちなんだが、それすらも自分じゃよくわからないんだよね。

で、まあ往生際悪くオンライン講座で勉強してるわけですが。

師匠がよく、「デビューすると勉強する暇がないからデビュー前に猛烈に勉強しておけ」と言ってましたが、確かにデビューして20年くらい、勉強どころか日々の漫画描くのにいっぱいいっぱいだった。まさにがむしゃら。デジタルへの移行なども、連載やりながらだったから、がむしゃらだった。下の世代の漫画家さんがやはりいっぱいいっぱいになってるのを見ると、自分はその時期はもうとっくに終わったんだなあ、みたいな気になってくる。やろうと思っても体も気力もついていかないだろう。できないもんはできない。漫画を描くほうのお仕事はだいぶお断りしてて、徐々にWebtoon原作に移行しているが、手が忘れそうなので一本だけ、ぼちぼち連載漫画も描き溜めている。その代わり、数年前から勉強に戻ってきた。まずはblender。

新しいことを覚えるには余分なエネルギーがいる。体調崩すとそのエネルギーも出てこないから、自分を常にメンテナンスしつつ、ぼちぼち、だ。

それも楽しい。



なんだかんだ言って市場と為替レートも見てますけどね。激動だ。まあでも危ういのは日本だけではないし、戦争も関係してくるところだし、逆に、絶望するほど全てがわかっているわけでは無いのだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?