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青梅と生命力

金銭的な成功が成功、と言うのはかなり一面的な話だ。ネオリベ的、というか。生命力というのは数値で表すことはできないせいか、生命力があるかないか、みたいな話って意外とされにくい。どちらの方が生命力があるか。生命力を維持するためにやることは何か。生命力を削ってくるのは何か。

例えばそろそろ青梅がスーパーで出回る時期なんだけど、多分梅干し漬ける人、漬けたものを食べる人は生命力があるだろう。ずっとネットにかじりついている人より、青梅を梅干しとか梅酒とかに漬けている人の方が生命力ありそうだな、というのはわかる。添加物が少ない手作りのものを食べさせてもらえる機会の多いタイプの人の方が、そうでないタイプよりも生命力ありそうだよね。

そういうのが数多あって、意外とそれがばかにできない。これって生命力があるのかないのか、生命力がある方はどっちか。生命力を削ってくる方を避ける。みたいなのを考えながらしばらく生きてみようかな。そろそろトマトとかきゅうり植える時期だしね。

そういえば私はマレーシアに行き始めた時、いろいろ考えて、なんらかの行動を起こす人間の方が、なんのリアクションも起こさない人より、少しは生命力がありそう、とか考えていた気がする。生命力なんか、数値で測れないから、気にしない人間にとっては無いに等しいのだろうけど、概念として、数十年単位であるんだよな。私はもうアラフィフで、そうこうしているうちに初老。江戸時代だったらこんなに長生きできていなかっただろう。もう余生みたいなもんだ。

お金がないと生きていけない人より、無くてもそれなりの幸福になれるタイプの方が生命力があるだろう。その点、なんでも手作りする人は楽しい人生を暮らせていそうだ。私は絵はすっかりパソコンで描いてるけど、手描きに戻って植物画を趣味で描くのもいいね。色鉛筆が昔から好き。マフラーを作っていたけど、春夏は髪飾りでも作っていよう。そういえば、屋内の観葉植物の植え替えをしなくては。生命力のことでも考えながら。

まあ、かといって、長生きすれば幸福、とも全然思ってないんだけどな。

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