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これは知っておきたいクラリネット現代曲レパートリー①シャリーノ 「Let Me Die Before I Wake for Clarinet」

楽器法シリーズミニコラムです。後期は、オンラインサロンさっきょく塾で扱う二つの楽器、クラリネットとトロンボーンを中心に勉強していきます。これは知っておきたいクラリネット現代音楽曲レパートリー①では、サルバトーレ・シャリーノの作品を取り上げながら、一緒に勉強していきます。

サルバトーレ・シャリーノ(Salvatore Sciarrino)

既存の楽器を用いて独特なサウンドを作り出す、音響の魔術師。シャリーノはイタリア、 パレルモ(Palermo)1947年生まれの作曲家です。

音がどこからともなく現れて消えていく、まるで霧の中にいるような音響世界。あまりに有名なので、うかつに使うと「あ!シャリーノみたい!」とすぐ言われてしまう、固有名詞的なサウンドでもあります。

時期によって作風が変わっていく作曲家と、長く一つのことに集中して取り組む作曲家がいるとすると、シャリーノは後者です。ぶれることなく長きに渡って、彼の音響世界の中で音楽を生み続けています。

シャリーノの音響世界

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