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Gurmund Steinn Gnarsenレクチャーより

さっきょく塾では2020年10月14日に初の外部公開講座として、アイスランドより作曲家のGuðmundur Steinn Gunnarsson(グズムンド ・シュタイン・グンナルソン)さんをお迎えして、彼の作品についてのレクチャーをオンラインで開催しました。こちらの記事では、レクチャーで出てきたアイスランドのシーンについてちょっとまとめます。多分第二弾も出ます。アニメーション・ノーテーション、すごく発達してるんですね。ここのシーン。

S.L.Á.T.U.R.(スラウター)

スティーンさんがレクチャー中に何度もおっしゃっていた、アイスランドのコンポーザー・コレクティブ、「S.L.Á.T.U.R.(スラウター)」。

S.L.Á.T.U.R.はアイスランドのレイキャビクを中心に活動する作曲家コレクティブ。2005年よりメンバーが様々な実験を行っている。コンピュータ・グラフィックスを用いたアニメーション・ノテーション、インタラクティブ性、音や調律の様々な実験、パフォーマンス・アート、限定的で孤立した音楽の世界の開発など、様々な実験を行っています。メンバーは自由にアイデアや方法を共有しながらも、それぞれ結果として独立した活動を行っている。

海外でのコンポーザー・コレクティブの動き、面白そうですよね。わたしもjwcmの一員として2018年から活動していますが、この時代にグループとして活動する利点をひしひしと感じています。

アイスランドでは、2008年に経済危機があったそうなんです。それを機に、社会や文化基盤が大きく変わっていった、と。アンダーグラウンドで活動していたスラウターも日の目を浴びることが多くなっていったそうなんです。面白いですね。コロナ禍の今、様々な活動が制限される中で、これまで陰で行われていたような文化活動に注目が集まる(といいな、という希望的観測)のでしょうか。

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