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シェーンベルク著のCoherence, Counterpoint, Instrumentation, Instruction In Form (Zusammenhang, Kontrapunkt, Instrumentation, Formenlehre) を読む前にーヌリア・シェーンベルクのインタビューからー②

最近のさっきょく塾では、抽象的な音楽や思考を言語化するために塾生さんたちとほにゃっとした言葉にならないアイディアや悩みを一緒に言葉にしたり、音楽に関する書籍や論文を原語から読んだりしています。

前回に引き続き、アーノルド・シェーンベルクの著作「Coherence, Counterpoint, Instrumentation, Instruction In Form (Zusammenhang, Kontrapunkt, Instrumentation, Formenlehre)」に関連し、シェーンベルクの娘であり、ルイジ・ノーノの妻であるヌリア・シェーンベルクのインタビューから引用しながら、シェーンベルクについて、またノーノや周辺の作曲家ついて書いていきたいと思います。

ルイジ・ノーノとの再会

1955年ヌリアは叔父を訪ねにドイツへ訪れることになります。ノーノとヌリアは再会後まもなく婚約し、この年にノーノの「インコントリ」が大盛況のうちに初演を終えることになります。初演後に行われたパーティーで、ヌリアとノーノが婚約したことを発表すると大きな拍手が送られました。ヌリアはその時のことを、まるで映画のワンシーンのようだったと回想しています。

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